NSPブログ

大阪を中心に演劇活動をしてるNSPです。
メンバーの日常をちょこっとだけのぞいてください。

Faith Healer

2009-09-10 11:07:04 | エジンバラ演劇祭
Faith Healer とは「信仰療法を行う人」という意味。
これは日本で調べてわかったことです。

すごい太鼓腹のおじさんが、「パンパカパーン」とかいうラッパの曲に合わせて登場。
そして、お客さんに話しかけます。
場所は、なにか、ホテルの部屋のような感じで、真ん中にはあやしげな旗。
暗転はさんで、同じホテルの別の部屋(調度品は同じやけど、配置がちがうねん)。真ん中には、やはりあやしげな旗。
今度部屋にいるのは女性で、独り言をしゃべりだします。
(これはお客に向けてではないです)
最後は最初にかかった「パンパカパーン」が遠くから静かに流れます。

これは、ほんまにわからんかったです。会話劇でもなく、登場人物がただただ、客席に話しかけたり、独り言をいったり、ひとりでしゃべり続けるのです。
「やっぱり言葉がわからんせいか」
と思っていたら、後ろの席に白人の学生さんのような人が数名いて、
「ねちゃったよ」「シー!」とかいっていました。「ああ言葉の問題ではなかったのね」とどこかで安心しました。
そうかと思えば、カーテンコールで拍手をしながら立ち上がるお客さんもいて。
ほんとお芝居ってわけわかんないです。
エジンバラ演劇祭にきて、お芝居についての考えが何かクリアになるかと思ったけど、余計霧の中に入ったような気がします。

国際演劇祭の作品だから、いいものなんだろうとは思うのです。
そして、役者の存在感もなにか日本ともちがう(気がする)。

まあ、今回「アイルランドの芝居は小難しい」という価値観がうまれました。
陽気でわかりやすいアイルランドお芝居をご存じの方がいたら、ぜひぜひお教えいただきたい。

Edinburgh International Book Festival
エジンバラ国際演劇祭
スコットランド