前回の続きで、いよいよ初レースの決勝。
クラスはプロダクション125クラスでマシンはカワサキAR125でした。
このクラスでの主力マシンはヤマハのRZ125だったのですが、
カワサキマニアだった私のマシンは当然カワサキ車でした。
性能的な差は、ほとんど無いに等しいと思われるので
あとは乗り手の腕次第のレースです。
もちろん多少のセッティング能力の差はありましたが・・・
この当時のスタートは押しがけスタートといって
1週のウォーミングアップ走行の後、スターティンググリッドに着くと
一旦エンジンを停止させてスタートの合図と同時にマシンを押し
エンジンをかけながらマシンに飛び乗る形式でした。
そして決勝スタート!
合図とともにマシンを押し出す。
以外に簡単にエンジンがかかると同時にマシンに飛び乗り
第一コーナーを目指す。
第一コーナーにはトップで飛び込めた!
初めてのレースで駆け引きは全くわからない。
レース当日までに数回、ここのサーキット(西日本サーキット)は練習走行を
経験していたものの実戦は初めてである。
この日、同行したピットクルー2名も必死でサポートしてくれているはずなのに
ピットサインすらまともに見れていない。
周回は順調にこなされていくなか残り1周までは、トップを維持しながら
最終ラップにはいる。
最終ラップ裏の直線、ストレートの伸びが落ちてきている。
水温を上げる為、ラジエーターに少しカバーをしていたのだが、
水温が上がり過ぎエンジンが熱ダレしてきたのだ。
まだ3月の寒い時期で水温が上がり難かった為の対応策が少し甘かったようだ。
それまであった2位との差がみるみるなくなってくる。
最終コーナーの一つ手前のヘアピンコーナーを立ち上がる頃には
抜かれてしまった。
最終コーナーの飛び込みで追いつこうとしたものの限界でした。
結局、2位でゴール!
それでも不思議と悔しさはありませんでした。
むしろ初レースで2位の結果と達成感で満足すらしていました。
しかしピットクルーの二人は、無茶苦茶悔しがっていましたが・・・
おそらく2位の成績に甘んじる私の性格は、今後の私の人生にも
影響を与える事などこの時は、知る由もありませんでしたが・・・
まあ、それでも初めてのレースに初めての表彰台、そしてトロフィー。
25年前のトロフィーは今も押入れの中に残っています。
次回からは、レースをきっかけに田舎を離れ大阪に出て行き
鈴鹿を走るまでを書いていこうと思います。
つづく
クラスはプロダクション125クラスでマシンはカワサキAR125でした。
このクラスでの主力マシンはヤマハのRZ125だったのですが、
カワサキマニアだった私のマシンは当然カワサキ車でした。
性能的な差は、ほとんど無いに等しいと思われるので
あとは乗り手の腕次第のレースです。
もちろん多少のセッティング能力の差はありましたが・・・
この当時のスタートは押しがけスタートといって
1週のウォーミングアップ走行の後、スターティンググリッドに着くと
一旦エンジンを停止させてスタートの合図と同時にマシンを押し
エンジンをかけながらマシンに飛び乗る形式でした。
そして決勝スタート!
合図とともにマシンを押し出す。
以外に簡単にエンジンがかかると同時にマシンに飛び乗り
第一コーナーを目指す。
第一コーナーにはトップで飛び込めた!
初めてのレースで駆け引きは全くわからない。
レース当日までに数回、ここのサーキット(西日本サーキット)は練習走行を
経験していたものの実戦は初めてである。
この日、同行したピットクルー2名も必死でサポートしてくれているはずなのに
ピットサインすらまともに見れていない。
周回は順調にこなされていくなか残り1周までは、トップを維持しながら
最終ラップにはいる。
最終ラップ裏の直線、ストレートの伸びが落ちてきている。
水温を上げる為、ラジエーターに少しカバーをしていたのだが、
水温が上がり過ぎエンジンが熱ダレしてきたのだ。
まだ3月の寒い時期で水温が上がり難かった為の対応策が少し甘かったようだ。
それまであった2位との差がみるみるなくなってくる。
最終コーナーの一つ手前のヘアピンコーナーを立ち上がる頃には
抜かれてしまった。
最終コーナーの飛び込みで追いつこうとしたものの限界でした。
結局、2位でゴール!
それでも不思議と悔しさはありませんでした。
むしろ初レースで2位の結果と達成感で満足すらしていました。
しかしピットクルーの二人は、無茶苦茶悔しがっていましたが・・・
おそらく2位の成績に甘んじる私の性格は、今後の私の人生にも
影響を与える事などこの時は、知る由もありませんでしたが・・・
まあ、それでも初めてのレースに初めての表彰台、そしてトロフィー。
25年前のトロフィーは今も押入れの中に残っています。
次回からは、レースをきっかけに田舎を離れ大阪に出て行き
鈴鹿を走るまでを書いていこうと思います。
つづく