アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第六回大手町落語会

2011-04-11 06:27:41 | 落語
大震災の関係で、震災直後の落語会もいくつか中止になっていたりしたが、ぼちぼち元に戻ってきている。ということで9日に行われた大手町落語会に出かけてきた。

 前回、ザ柳家と称し、市馬・花緑・権太楼・小さんで催されていたが、今回は小さんに代わり、三三が出演。となればこれは、期待ができるぞ・・・と。
 ところが、会場に来てみると権太楼が休演で、さん喬が代演するという。あらら、個人的にはさん喬はお気に入りだからいいが、いったい・・・?

 と思ったら、開口一番権太楼が登場してきた。マスク姿だったが、それによれば、腎臓ガンが発見され、その後抗がん剤治療を開始したという。
 見た目は、元気に見えたが、けっこう大変かもなあ・・・と。さて、気を取り直して開演である。三三が自らめくりを返しながら登場してきた。

 何をやるかと思っていたら、おお「岸柳島」だ。寄席あたりで昔志ん朝がやっていたが・・・むむむ、さすが三三。その後で、市馬が上り坂の芸と称したが、いい出来だ。
 そして、お目当て市馬が登場、柳家の会ということで師匠小さんの話から花緑に展開、そうこうしているうちに、さっと「厩火事」に入る。

 さすがに市馬にはずれなし。いい出来である。あまりにナチュラルだったので、すごさは感じなかったが、それが市馬の市馬たるゆえんか。
 中入りをはさんで、花緑が登場。旅のマクラから何が始まるのかな・・・と思っていたら、「くも駕籠」だった。花緑のくも駕籠は三度目かな・・・

 初回から比べるとかなり演出が濃くなってきたが、それはそれでいい感じであった。さあて、トリのさん喬である。
 静かな語り口で入ってくるさん喬らしいスタート。こういう感じは好きだなあ。それでいてしっかりした人物描写はさすがだ。

 この日は「百川」であった。よくできた噺であるが、さん喬もしっかり笑わしてくれた。こういうマスコミには売れないものの、いい噺家っていい。
 大満足しながら時間を見ると16:39。ここからダッシュで神田に走る小生であった。~続く・・・って、何が続くんだ(汗)
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