アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

暮れのコタツで聴き納め

2013-12-30 06:00:53 | 落語


さて、押し詰まってきた12月28日の夕方は、日本橋のピッコロというところで落語の聴き納めとなる「暮れのコタツ」に出かけてきた。


 その表題でおわかりになるように、出演者は入船亭小辰だ。前座辰じんの頃から期待していた彼の会、今年は何度聞きに行ったかしらんと。
 調べてみたら、今年8回目だった。会場は日本橋の路地裏って感じの洋食屋さん、かなり狭いので30席といいつつもけっこうきつめ。

 ここでは二ツ目クラスの会を時々やっているようだ。なんて言っているうちに、開演。小辰が登場する。この日は、三席やるという。
 まず、軽めの噺かな・・・という空気感からスタートしたのが「金明竹」。彼の金明竹は以前も聞いているが、本人曰く一年で40回くらいやったという。

 その分よくこなれていて、安心して聞いていられる。テンポもよく十八番になっているかも・・・って。
 そしてこのまま始めたのが、ネタ出ししていた「火事息子」。さん喬とかで今年は聞いているが、さん喬などの型とも異なり、これはなかなかいい。


 一緒に行った落語通の方によると先代三木助の型だという。うーむ、なるほど、やはりここでも三木助~扇橋~扇辰~小辰という系譜が・・・
 中入りをはさんで、ふたたび小辰。何をやるかしらん・・・と思ったら、宿屋の仇討だった。なんでも、事前に集めたリクエストで火事息子に次に票が多かったという。

 これまたよく聞く噺だが、今まで聞いたことのない演出もあり、なかなか楽しく聞かせていただいた。
 彼自身が、なかなか順調に成長していることを感じた会というところ。さあて、これからお楽しみの打ち上げである。

 こちらはなかなか人気の洋食屋さんのようで、立食形式の打ち上げはお客さんが相互に料理のとり分けなどするスタイルで、これはこれで楽しかった、
 そのうち小辰がシェフに扮し、料理のとり分けをしてくれる。なんともいい空気の中で、楽しく帰路についた。

 来年も、また小辰を追いかけていくのかな・・・って。
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