薬師平茜宿のキャッチフレーズは「眺望と民芸の宿」だという。施設は豪華ではないが、全体にゆっくり時間が流れているのが感じられるのは秘湯のお宿ならではである。
斜面に沿って建っていて、入り口は二階になり、お部屋は二階と三階、お風呂や食事処は一階にあるが、エレベーターはないので、足の悪い方にはお勧めしにくいのはあらかじめお知らせしておこう。
お部屋からの眺望ももちろん素晴らしく、刻々と変わるアルプスの眺望を楽しむのも素晴らしい。
ちなみにこちらはお部屋から見た槍ヶ岳。雲に見え隠れして、刻々と変わるため、なかなか難しい。肉眼でははっきりそれとわかるのだが、スマホのカメラではこれが限界である。とはいえ雰囲気は伝わるかと・・・
前の記事でも書いたように、ロビーからは大きく眺望が広がっているが、その脇には上右写真のような囲炉裏風のコーナーもあり、民芸の宿の風情も漂う。
館内のそこかしこに、こんな民芸調の家具などがインテリアで置いてあったりするが、何を置いても食事処であろう。
合掌造りの建物を移築したものがそのまま食事処になっている。こちらでいただく食事は、質・量ともに十分なもので、食べきれないほど。
今回もステーキ付きのコースにしたが、このお肉がまた最高・・・で、山葵と塩でいただいた。
夕食の最中に女将さんが「今夕焼けがすごいですよ~」とお声掛けされていたので、箸を止めて、外に出るとトップ写真の風景が・・・
おお、まさしく「茜宿」だあ・・・と。
夕食のひととき素晴らしい景色に大満足した。もちろん料理
館内に自販機があり、お茶とかを購入しようとしたら、見事に売り切れ・・・うーん、と思い、女将さんにお水をお部屋にお願いしたところ、館内の水道はすべて飲用にも最高なのですが・・・といいつつ、ピッチャーでお部屋にもってきていただいた。
こうしたサービスも当たり前といえばそうなのだが、丁寧な印象なのはこちらのお宿のなせるわざか。
チェックアウト後、観光スポットについてお聞きしていたら、丁寧なルートガイドをメモで作ってくれた。
さらにその近くのスポットもご紹介いただいたりして、嬉しい気持ちになった。
車を出すと、大女将が出てきて丁寧に見送っていただいたことが印象的だった。
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