アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

あさか寄席 彩り四人会

2010-11-29 06:28:22 | 落語
秋晴れの週末、あさか寄席と称して四人会が行われたので出かけてきた。朝霞での落語会は初めてだが、第15回というからこれまでもよくやっていたようだ。



 ゆめぱれすと名付けられたこのホール、市役所と同じ敷地のようだが、定員が922名とかなり大きい。落語会としては・・・だが、その分チケットは安かった。
 というのは、今回の四人会、なんとも豪華なメンバーだからである。といいつつまずは開口一番、志らくの弟子のらく兵、「道灌」だった。

 そしてまずはたい平が登場、この日は「お見立て」だった。随所に笑点ネタをちりばめての爆笑もの。以前川崎でも聞いたことがあるが・・・
 確かに面白いし、たい平はこの手のネタが似合うと思うんだが、もしかしてたい平、地方でこのネタをよく掛けてるとか? 


 しかし、見下してはいけないが、この日の客席は微妙だった。中手が入るのはいいとして、やたら入りまくるし、登場とともにやたらと声が掛かる。
 通を気取るつもりはないが、もうちょいと粋に・・・なんて思っていると、今度は携帯が鳴りまくる・・・うーん。

 たい平の次に登場したのが志らくだ。小生立川流が口に合わないので、実はお初。これまで談春や談笑を聞いて嫌悪感に襲われていただけにどうだろうかと・・・
 ところが、結果からいうとかなり聞きやすく、いい噺を聞かせてもらったという感じ。「死神」だったが、サゲの工夫も古典から一ひねりしていていい感じだった。

 ただ、さすがに談志の弟子、随所に談志そっくり・・・と思わず思ってしまうところがあったのは志の輔と通ずるところかも。
 さて、中入りをはさみ、後半の最初に出てきたのが喬太郎。マクラから喬太郎ワールド全開だったが・・・何をやるんだ? おっ、「うどん屋」だ。

 比較的地味な噺なんだが・・・と思ったが、さすが喬太郎。ワールド全開で、場内を爆笑の渦に巻き込んでしまった。
 途中鳴った携帯の音もくすぐりに折り込むところなんぞは、喬太郎ならではの真骨頂というべきか、さすがだ。

 そして俗曲のうめ吉がヒザに入り、トリはお目当て米團治だ。相変わらずの美しい姿勢で入り、始めたのが「四段目」だった。
 芝居仕立ての上手さはいつものとおり、なんとも品のいい感じがやはりお気に入りである。個人的には「掛取り」を期待していたが、この噺も初めてでよかった。

 やはり昔の落語会のように、こういうたくさんの噺家が登場する会はいいなあと思いながら、大満足の帰路となった。
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