
半沢直樹のシーズン2が9月27日に終了した。原作を読んでいた小生からすると、ずいぶんひねってあることに気付きつつも、これはこれで楽しめる内容となっていた。
銀行や金融庁などにお詳しい方からみれば、「こんなの絶対ありえない」というシーンが続出だそうだが、まじめに見ようとせずに、現代版時代劇だと思ってみるとよいかも。
個人的に感服したのが、白井亜希子国土交通大臣を演じた江口のりこだ。正直なところ、この役者さん、これまで意識したことはなかった。
知人から多部未華子主演の「これは経費で落ちません」にも出ていたと聞き、ああ、あのときの・・・と思い出したくらいだ。
だが、今回の江口のりこは堺雅人とダブル主演といってもいいくらいの存在感を示してくれたと小生は感じた。
大臣就任からときにかわいらしく、ときにイヤミに、そしてすごみをきかせてと変幻自在。失礼ながら際立つ美人女優・・・とは言えないが、演技のうまさは際立っていた。
小生が彼女に感服したシーンは2か所。最初は、銀行が揃って債権放棄を拒絶したシーン、ミスに気付いて髪をかきむしるシーンだ。
セリフは皆無、だが、そこにいろんな感情があふれてみえて、すごみを感じてしまった。そして、もう1か所は・・・
ご覧の皆さんには「えっ、そんなところ? 」と思われるかもしれないが、最終話のラスト近く・・・離党して無所属で新事務所を立ち上げたときの表情だ。
引っ越し作業に精出し、スーツ姿でなくラフなスタイルで髪型も変わって・・・そのときのきれいさっぱりした表情のたくみさには鳥肌が立った。
これまでの自分に決別した決意が自然な形で見えた。これまたセリフでなく、姿や表情で芝居をしている感じだった。
また今は金曜日のドラマ「キワどい2人」にも出演している。なかなか今ノッテいるかんじだろうか・・・また最近は、こんなCMでも話題になっている。
コメントを見ていると、半沢直樹がキッカケで知った人が多い様子だが・・・さらに調べてみると、彼女はインド人やメイド役までこなしている由。
まあ、役者だから当たり前といえばそうだが、改めていい役者だなあと思った。最近セリフのうまい役者というと、高畑充希なんかも思い浮かぶが、彼女はセリフなしでセリフが語れるというところがすごいなあと・・・
最後に半沢直樹シリーズがなぜこんなに・・・と考えたが、どう考えてもありえないと思いつつも、ほとんどのサラリーマンが抱えているうっ憤や、やりきれない悔しさを半沢直樹が代弁して吐き出してくれたのかと・・・
シーズン1では、身につまされて泣いてしまうシーンが多かった小生だが、今回はスッキリと・・・
そういえば瞬間だが、吉田羊も出ていたなあ・・・
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