連日のコロナ騒ぎで、およそテレビ等ではまったく報じられていないが、東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策として、訪日観戦客の健康管理を行うアプリの開発が話題になっていたことを皆さんご記憶だろうか。
このアプリは、不具合等で話題になった「COCOA」の開発費3億9000万円の実に18倍超の約73億円というとんでもない金額で落札されている。
しかも、このアプリの競争入札に応募したのは1社のみで、応募期間が実質4日半という期間だったこともあり、出来レースとの疑惑もあった代物。
そりゃあCOCOAがあれだけダメだったから、ちゃんと作るためには・・・なんて言われる方もいらっしゃるだろうが、そもそも3億9000万円だってかなり高い。
そして一番の問題は、すでに五輪は「海外からの観客受け入れを断念している」ということだ。一般企業の感覚ならば、当然アプリの開発は中止だろう。
ところが、政府は現時点で事業の凍結に向かわず継続する方針だという。野党からの質問に対し「運用方針などの見直しを検討中で、現時点でお答えすることは困難だ」と。
使わないことがわかっているのに、事業は続ける・・・日照りで道路に散水している最中に大雨になっても散水を続けているようなものか(←これは実話)。
大会終了後、訪日観光客用のアプリとして活用する計画があるというが、中国人観光客の多くが使う中国製の「アンドロイド」搭載スマートフォンでは、アプリの入手が難しいことが判明しているとか。
では、なんのためのアプリかと問われれば、入札業者のためとしか考えられない。
さて、そんなことはさておきとばかりに、4月13日の新聞には一面にこんな広告が・・・政府広報の広告だ。
実は「もったいない!?」月々の携帯電話料金を今より安く「お得」にとある。小生これを見て、吐き気がした。
これって、高い広告費を出して政府が載せる内容か? それこそ「もったいない」だろって。以前、現首相の政策にある「携帯料金引き下げ」について、これって政策なのかと記事に書いたが、それにとどまらず、ここまで宣伝費を掛けるか? って。
この広告を見て、そうだね見直さなくっちゃ・・・なんてやっていたら能天気すぎるかと。
ほんとにもったいないのは、五輪アプリであり、この広告費である。小池都知事のコロナ関連広告は都税の無駄遣いだ、もったいないとネトウヨたちは騒ぐが、こちらの方がよほどもったいないだろって。
それでもなお、直近の世論調査によれば現政権の支持率は上がっている・・・ なんでって・・・?
COCOAも当初の「ホテルのフロントで見せればお得」というニュースのあと、「このおかげで早く検査が受けれられた」なんて成果もなく、次に聞いたのは、「不具合放置」、そしてこれだけ感染者が増えても成果なしって・・・。
五輪アプリ、本当に力が抜けてしまうほどの新聞記事でした。
先送りの連鎖で思い出したのですが、前首相はかつて国会で「日本の原発で全電源喪失はおこりえない」と答弁し(今ではそんなことは言っていないと言ってますが)、五輪招致のときはアンダーコントロールと言ってました。
汚染水処理で待ったなしになることに気付いて退任したのでは・・・なんて思ったりも・・・
それにしても、shimaさん同様、憤りやら無力感やらなんともな話です。
*「スマフォ買えない貧乏人 PCで使えるの?」
以前もお話しさせて頂きましたが自分は未だ「コモドドラゴン=ガラパゴス携帯」で、ココアだかカルピスだか何の事やらさっぱし解らないのですが、、実は上記のお師匠様の記事を読めば「実は張本人の政治屋の先生方も、お役所のお代官様たちも、実は全然わーって無い」と。全て下請け怪しい民間任せだからこのていたらくなのです。
何せ「大本は税金=庶民には血の出る様な血税」でも、政治屋の諸先生方やお役所のおでぇーかん様達には「別段てめぇの銭金では無いので何とも思わない」のですよ。そういう奴らに限って「てめぇの銭金出す時ゃ、僅か\3高くてもこうるせぇ」と。
更に「お師匠様が吐き気をもよおされた」と言う「携帯料金値下げのCMとの矛盾」ですが、これはまぁ「右手に聖書、左手に原水爆」と同じ事でして世界の政治屋為政者小役人たちの常套手段ですね。
*「何故、この後に及んで現政権支持が増えたのか?」
これは正直「万年野党の力量不足」が全てであり対抗勢力が弱すぎて話にならないだけであり、「消去法でまぁ、仕方が無ぇから支持すんべぇ」程度の極めて消極的な結果でしょうね。只、ひとつ気になりますのは「原電処理水の放水」ですが、どうも調べますと「シナ南朝鮮はじめロシアでも海洋投棄されている」事が事実としたら、別段日本が攻められる必要も無いと。現実に「何処の誰も現実的な対案、提案などは出せない」状況の中、これはもう致し方無いと。後は外交センスと根回しの問題ですね。これは自分の様な技術者エンジニアにとって、「常に最悪の状態を考え、夢を見る事無く常に現実のみ=其処に置きている視えている現実のみと対峙する仕事」の場合、どうしようもない事が多々あります。此処には「法律や叙情的義理人情などでは到底解決できない現実」が否応なく突き付けられますが、エンジニアはベストで対峙しなくてはならない。大変つらい所ですが理想論だけでは語れないところまで追い詰められた現在、自分はもし「飲め」と言われれば、「本当に無害ならば、その水を飲む事」をためらわないでしょう。どうせ長くない老いぼれですもの。今回も失礼いたしました。敬具
何につけても、メチャクチャですが、暴動も起こらず、支持率も変わらない。高校生の頃に習った、政治の無関心層が日本では圧倒的というのが今更ながら変わっていないということを認識しました。
この国はどうなっていくのか?です。