アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

東西激突落語会 俺たち若旦那

2013-03-15 06:00:07 | 落語
さて、ホワイトデーの昨日、池袋の豊島公会堂で東西激突落語会「俺たち若旦那」という会が開催されたので出かけてきた。


 若旦那と銘打ったのは、二世ないしは三世の噺家を集めたからで、元々は大阪でやっていたものを東京でも・・・という趣向らしい。
 ということで、冒頭は出演者が勢ぞろいして挨拶。王楽・花緑・正蔵・米團治・春蝶と並ぶ。ごひいきの米團治・花緑・王楽となればこれはもう楽しみだ。

 そして、いよいよ開演、まずは王楽が登場だ。久しぶりに聞くが、いくらかふっくらしたか? 落ち着きも出てきたのか、いい感じだ。
 とはいえ、さすがに少し緊張も見え隠れしたが・・・始めたネタは「ん廻し」。このネタ自体も久しぶりに聞く。しかし、テンポもよくいい感じでまとまった。

 続いて春蝶の登場。京都のお話で・・・なんて言いつつ始めたのが「看板の一」。ストーリー自体は基本的に江戸のそれと同じだが、江戸では職人の親分のところが、お公家さんという仕立てで、なんとも上方らしいもの。
 調べてみたら、2011年にこんな会で彼を聞いていた。このときも、正蔵・花緑・王楽が出ていて、ちょうど小朝のところに米團治がいる形。


 そして正蔵が登場だ。昭和30年代にできた、この公会堂がお気に入りでないようで、しかも前の公園でデモでもあったのか、シュプレヒコールが場内に聞こえるのがまたやりにくそうだった。
 始めたネタは「四段目」だった。いい出来だったと思うが、やはり声が残念だ。

 中入り後、花緑が登場。小さんの十八番の「笠碁」ときた。彼が以前から小さんの形を変えていきたいということで手掛けてきたネタ。
 小さんの形を踏襲している市馬とはアレンジも違うし、サゲも変えているが、彼らしい仕上がりであった。

 そして、トリの米團治の登場だ。例によって米朝の話をしながら、ネタは・・・おっ「親子茶屋」だ。米團治の十八番のひとつ。
 これまでも何度か聞いているが、やはり華やかでなんともいいし、それでいて形がきれいだ。若旦那というにはそろそろ歳も・・・って感じだが、それでもやはり品があるのはほんまもんの若旦那だからだなあと・・・

 大満足して会場を後にした。若旦那の会・・・いい。あ、そうそう、久しぶりに演目を手書きの寄席文字っぽく書いてみました(汗)
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