アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

赤羽で市馬・花緑・一之輔

2012-06-29 06:00:04 | 落語
小生のお気に入りの噺家といえば、何人かいるがそのお気に入りの市馬・花緑・一之輔の三人が、そろい踏みという豪華な会が赤羽で開催された。




 まずは開口一番、市也の登場だ。ネタは・・・おっ、「元犬」だよ。いよいよ二ツ目に向けて、ネタを広げてきたかな・・・って感じ。
 小生が市馬の会に出かけることが多いせいか、市也を本当によく聞く。まだ、こなれていないが、よくなりそうな気がする。

 そしていよいよ三人の登場だ。まずは花緑から・・・マクラで話していたが、赤羽のこの会場は去年の4月以来だという。
 そういえば、こんな会だったなあと思い出した次第。てなところから、いつものようにマッタリと語り、始めたネタは「ちりとてちん」だった。




 先日小さんで聞き、悲しいくらいに辛かった記憶があるが・・・ふむふむ、おっおお・・・これは花緑らしいオーバー気味の演出だ。
 だが、そもそもこの噺自体がナンセンスなんで、このくらいの方が面白い。いやあ、さすがである・・・すっかり楽しませてもらった。

 と、ここで中入り。館内放送では、東京かわらばんを「本日の記念に・・・」なんて言ってるが、記念でかわらばんって・・・(苦笑)
 さて後半の開始だ。まずは一之輔の登場である。いかにも・・・という濃い立ち上がりから、楽屋の話を始める。



 箒が楽屋にあり、まるで粗忽の釘だよ・・・なんて言いながら始めたのが、なんと・・・「粗忽の釘」(爆)
 ナンセンスといえば、ナンセンスのきわみの噺。そんなことあるわけねえだろって・・・感じだが、なんか引きずり込まれる感じ。この辺は一之輔ならではだ。

 そして、トリはやはり市馬。一之輔の後に出ると、市馬が軽くやっていることがよくわかる。それでいて通る美声は市馬ならでは。
 始めたネタは、「笠碁」だった。小さんの十八番にして、これまでも何度か聞いているが、この噺ばかりは仕方で見せる噺だから、生しかないだろう。

 もちろん市馬に間違いなし。この日もしっかりとした仕上がりで、キッチリ聞かせてくれた。いやあ、三者三様個性が感じられてよかったぞ。
 帰り道、「三人とも上手かったね」と語り合うお客さんが印象的だった。
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