小生がこのブログで、平太周というごひいきのラーメン屋さんを紹介したのが2005年のことだった。当時住んでいたところから歩いても行けるところで、週末の6食のうちの1食はこちらで・・・というくらいハマっていた。通い始めたのは20世紀だ。
そのオヤジさんがいったん引退し、改めて川越街道沿いで、麺に韃靼麺を取り入れるなどのアレンジで再出発したのが「一秀」だ。
当然、こちらにも足しげく通ったのだが、そのオヤジさんがいよいよ完全に引退し、息子さんにバトンタッチしてからは小生自身の引っ越しもあり、徐々に足が遠のいていた。
記事をたぐったところ、2015年に立ち寄っていたが、それ以降は来ていないことに気が付いた。という中、先日チャンスがあったのだが、なぜか電気がついていないように見えて、スルーしてしまった・・・
ということで、さらに数日後立ち寄ることになった。
時間的には少し遅かったせいか、先客はなし。いつものように特製ラーメンをお願いした。ほどなくして出てきたのがトップ写真のこれだ。
いわゆる背脂チャッチャ系で雪景色のような表面だが、スープ自体は黒っぽい醤油で、いつものように天地返しをしながら、まずは韃靼麺を味わう。
う・うまい・・・これだよこれ・・・このしょっぱいスープに負けない強烈な麺が抜群に主張してくる。
スープも背脂と合わさり、見た目ほどはジャンクではない・・・そしてもうひとつ、とろとろのチャーシューが・・・ウホホ、これは幸せだあ。
さらにさらに玉子も美味しくいただき、あっという間に完食・・・気が付くとお客様は引き続きいなかったので、ご主人にオヤジさんの近況をお伺いした。
すると、「東京から越していて、最近は会えないが声を聞く限りは元気そう」と・・・それは何よりと話したところ、ご主人から「実は・・・3月で閉店する」と・・・
えっ・・・ええ・・・ええええ・・・(←しつこい)、どうして・・・とお聞きしたところ、最近は路駐して食べにくる人も少なくなり、駅から微妙に遠いロケーションとあいまってお客様も減っていると。
そこにもってきて、道路拡張で敷地が引っ掛かり立ち退きが必要になったとのこと。
おお、それは・・・なんとも、でどこかで再開するのですかとお聞きしたが、いったんは閉店で、将来高田馬場あたりに出せれば・・・とおっしゃっていた。
むむむ・・・これは残念だがいたしかたなし。ともあれ、これで時間の許す限り一秀に通うことになりそうだ・・・って、いうほど行けないのだが。
最初に平太周に行きはじめてから何年くらいになるだろう。どう見積もっても20年以上になる。実家の父を生前連れて行ったこともあった。そんなお店が・・・悲しいなあ。うーん、やっぱり今夜も行こうかしらん・・・
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