新型プリウスのPHVのCMがさかんに流れている。知らない人が見ていると、世界最新鋭の車のような印象だ。いわく「HVの次のトヨタの答え」とか・・・
これを見て、「さすがトヨタだ。」という印象を持つ人は少なくないだろう。ところが、すでに三菱では数年前からPHVの車が売られているし、欧州車ではどこのメーカーでも・・・というくらいにラインナップされている。
しかも先代プリウスにもラインナップされていた。だから、特別な印象は持たない小生なのだが・・・
先代が売れ行きという点では失敗作だったことを踏まえたのかどうか、ボディそのものをHVと変え、また屋根がソーラーになったり、巨大なタブレットみたいなパネルが付いてたり・・・と、意欲的な作りこみをしているのはわかる。
いろいろな試乗記を見ても、まさに政権与党的なトヨタ、絶賛のものが多いようだ。
だが、そんな中こんな試乗記が見つかった。女性の車評論家のものだが、「PHVの最初の担い手がプリウスでいいのかどうか。ユーザーが求めているのは、違う気がする」という意見にはなかなか含蓄を感じてしまった。
またウリの巨大ディスプレイも、自車位置が画面半分より下に表示され、運転中の視線移動が大きいと。
一方で、車好きのブログではこんな記事も見つかった。この中で気になったのが、トランクスペースの天地が低く、あまり物が積めないというところ。
別の評論家の記事でも、HVの2/3程度と書いてあるものもあった・・・が、諸元やいろんなところを探したが、数値が見つからない・・・
ただ、あるところにゴルフバッグは2個積めるとあった。以前から書いているように、このトランクの容量をゴルフバッグ基準にしているトヨタの理屈が嫌いだ。
きっとこの車は、燃費をよくするためには空気抵抗をよくする必要があり、PHVとして長く走れるようにするにはバッテリーも大きくする必要があり・・・といういろんな要請の結晶なのだろう。
だから、燃費はいい・・・出足も静かだ。だが、家族で多くの荷物を積んで旅行に行くには辛い。ベビーカーを積むのも厳しそうだ。
燃費をよくするために犠牲にしているものがいろいろありそうな・・・HVのプリウスも売れまくっていることはよくわかる。
だが、嫌いなメーカーということを差し引いたとしても、人生が楽しくなる車には思えないんだがなあ・・・
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