アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

殺生石から温泉神社へ

2024-11-24 06:00:00 | つれづれ

さて、絶品のハンバーガーを食べた後は、せっかくなので近所の名所、殺生石に向かう。那須湯本の奥にあり、硫黄臭が漂う地区だ。

 

 手前の駐車場からゾーンに入ると、ほどなく無数のお地蔵さんが並んでいるのが見える。サイズは小さいが、顔に対して合掌の手が大きいのが特徴的だ。

 千体地蔵と呼ばれているが、夜など見たらけっこう不気味かと・・・さらに歩を進めると、大きな地蔵が目に入る。

 

 ここが教伝地獄と呼ばれているゾーンだ。そして、ここから一番奥が、お目当ての殺生石のあるゾーンになる。

 殺生石は、中国から来た九尾の狐を高僧が石に封じ込めたという伝説がある。周辺は有毒ガスが出ていて、動物が死ぬところから殺生石の名がついたとも言われている。

 

 この有名な殺生石が2022年に真っ二つに割れたことで話題になったこちらの記事にあるように、不吉な予兆という説の中で、前向きなとらえ方をする向きもあった。

 今回見てみると、確かに見事にスパっと切ったように割れていた(トップ写真)。伝説ではあるが、何か自然ではないような割れ方にも見えた

 

 時はまさにコロナ禍真っ盛りのこと、今考えてみると、コロナをやっつけるために狐が出たのかも・・・なんて思ったりして。

 そしてここからの帰り道は、脇に回ると温泉神社に続いている。この神社「温泉」と書いて「ゆぜん」読む。

 

 この神社、延喜式にも記載されていて、極めて格式の高くかつ歴史の古いところである。主神は大己貴命、少彦名命、誉田別命となっている。

 大己貴命は出雲大社の大国主命の別名、少彦名命は大国主とコンビで活躍した神、誉田別命は応神天皇だ。

 

 そして、境内にはさざれ石などのほか、神木の「生きる」などもある。そして何よりも有名なのが、那須野与一が寄進した鳥居だ。

 ご存じ平家物語でも登場する弓矢の名手。くだんの屋島のシーンで願を掛け、その御礼に寄進したものとか。

 

 殺生石から温泉神社まで、なんとなくの散歩にちょうどいい。また何度も来ることになりそうな・・・

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