アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

炎上覚悟でユッケのO157の事件について

2017-08-23 09:48:13 | つれづれ

ポテトサラダが原因O157が発症し、何かと話題になっている。今回のケースでは、消費者側には予防のしようがないかと思われる(まさかサラダを加熱するのは現実的ではない)ので、しいて言えばそのお店を使用しないという選択しかなさそうだ。

 

 発症された方にはお見舞い申し上げるしかないが、そもそもO157は、大腸菌の中で157番目に発見されたからこの名前になっているわけで、基本的には他の大腸菌がいると生きていられない・・・つまり滅菌状態の中で元気に活動するものらしい。

 よって皮肉な話だが、他の菌がたくさんいるようなところでは大丈夫とか。

 

 まあ、それはともかくとして、この件に関連して、2011年に話題になったユッケの件の被害者がテレビに出ていた。

 お子さんが被害に遭われた方について、完全に一方的な被害者という佇まいとして出ていて、個人的には違和感を禁じ得なかった。

 

 炎上覚悟で書かせていただくが、あの当時すでに厚労省は、牛の生肉を食することは法律で禁じていた(ただし罰則規定がなく、現場での徹底がされていなかった要素はあるが)

 お店の方は、お客さんからの引き合いも多く、他のお店で出しているとなると・・・で出さないわけにはいかないというシチュエーションはあった。

 

 いずれにしろ、純粋法律的にいえば、提供側に責任はあるものの、基本としては(法律違反のものを)食べた側の責任は逃れられないはずだ

 「そんな法律は知らない」と言われても、たとえば制限時速30kmの道を150kmで走ったら、違反は取られるわけで、(いいかどうかは別にして)、その道の制限時速を知らんと主張しても罪は罪となるはず・・・

 

 そんな中でいえば、メニューにあったからという理由で、子供に生肉を食べさせることについて、親の知識不足や認識不足の要素はなかったか。というのが小生の認識だ。

 実際、子供でも3歳くらいまでは魚のお刺身も避けることが常識になっているわけで、生肉についてリスクを考えなかったか・・・と。

 

 小生の意見がいささか偏っていることは認識するし、被害に遭われた方についてはお見舞いや哀悼の気持ちは思うが、一方で、すでに禁止されていたものであっても、食べて発症したら完全な被害者という立ち位置には違和感も禁じ得ないという・・・

 お店としてお客様から、「自己責任の一筆」を取るのも・・・なあ。もっとも、日本のことだから、仮に一筆取ったとしても収まらないだろう。何しろ、約款で免責になっている地震による火災について「聞いていない」という理由で、保険金が出ないと訴訟が起きる国なのだから・・・

 

 この話は欧米では「日本人の行動は理解できない」ケースとして紹介されたそうな。だから、まったく禁止とするのはこの国の国民性を考えると妥当だと思う。

 なんだかとりとめもないことをダラダラ書いてしまった・・・

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