アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

親子で伝七捕物帖

2022-10-19 06:00:00 | ノスタルジー

NHKの土曜日の早朝、時代劇の再放送をやっている。少し前まで「赤ひげ」をやつていたが、この前から「遠山の金さん」をやっていると家人がいう。

 

 

 だが、寝ぼけながら声だけ聞くと金さんの啖呵がなく、淡々と金さんが裁いている。えっ、これほんとに金さん?

 と思いながら、翌週見たところ、伝七捕物帖だった。主役は中村梅雀・・・だが、なんとも言えぬ既視感に襲われた。

 

 この絵、どっかで見てるぞ・・・ガキの頃だ。調べてみたら、その記憶の伝七は1973年からのもの。今から約50年前のドラマだ。主題歌がこちら

 当然、中村梅雀がやっているはずはない・・・梅雀は66歳、当時は高校生か・・・というところで、記憶の伝七は中村梅之助、つまり梅雀の父だった

 

 おお、親子で伝七・・・だが、デジャブを感じたのは見た目が似ているだけではない。声がよく似ているのだ

 梅雀より梅之助の方が二枚目な感じがするが・・・(汗)

 

 オールドファンには、伝七のラストの指でやる三々七拍子が嬉しくなるのでは・・・ヨヨヨイ・ヨヨヨイ・ヨヨヨイヨイとやって、伝七が胸を叩きながら「めでてぇな」と。

 ある種「水戸黄門の印籠」にも通じるお約束の儀式だった。そういえば・・・で思い出したのは、梅之助がやっていた「遠山の金さん」だ。

 

 皆さんにとって「水戸黄門」は誰? という質問とともに、「金さん」は誰? というのもある。

 小生にとって、金さんは中村梅之助だ。歴代の役者を調べてみたら、橋幸夫・杉良太郎・高橋英樹・松方弘樹・松平健など大変なメンバーだ。

 

 だが、啖呵の切れ味、庶民を装う佇まいなどから、個人的には梅之助しかないと・・・ってことは、将来梅雀もあるかも・・・個人的には、この主題歌も耳に残っている

 少なくともヒガシがやることはないだろうから・・・えっ? 高嶋? うーん、違うよなあ。

 

 少なくとも、梅雀の伝七は親子が二重に見えていいなあと・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三遊亭兼好独演会@三鷹星のホ... | トップ | 楽天モバイルの端末ってお得... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あまりの懐かしさについ、、 (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2022-10-21 14:09:18
拝啓 お師匠様にはよろしくお願いいたします。
*「TV版伝七捕物帳=自分が知る限り4バージョン在る様です」
(1)「1968年ABC大阪朝日&TBS腸ねん転ネット時代 高田浩吉主演 studio時代劇=まず素材は何も残されていないと推測されます。音楽=土田啓四郎」
(2)「1973年 NTV=ユニオン映画&バリアンツプロ
中村梅之助主演 音楽=小川寛興 テーマ曲=吉田正
(3)「1979年TV朝日 中村梅之助主演 音楽&テーマ=小川寛興
(4)「2017年 NHK&ユニオン映画&d)松竹studio 中村梅雀主演 音楽=沢田完 テーマ=ももくろ他
不思議な事に此処に東映が一切かかわっていない点と(2)(4)共にユニオン映画が関わっている事です。
此のユニオン映画はNTVと関係が深くて石立鉄男シリーズ等の名作を残し「大映TV同様に最後までフィルム撮影に拘り、ようやっとビデオに移行した」会社でした。バリアンツプロは現在はっきりしないのですが、単独では無く共同制作として何作かが確認されているプロでした。
音楽は(2)(3)で小川寛興先生が担当されていますが特に(2)では、上記の1970年中村梅之助主演の「遠山の金さん」=東映 のご縁からか?小川先生がBGMを担当されますが、かなり「金さん」のBGMと雰囲気が近くなっております。しかし此処で1979年のTVAバージョンですが、ほとんど記憶が無くおそらく何かの形で映像は残っていると思われますがぜひもう一度再見したいです。

*「問題は(4)NHK 中村梅雀主演バージョンです」
お師匠様は「さすがに親子 声がそっくり」と言われますが此処最近「風貌までなんとなく似て来た」様ですね。只親父梅之助はコミカルな役の記憶が無かったのに対し梅雀は「非常にコミカルな役も多い」と。過去には「三波春夫=三波豊一」の例もありますからね。芝居は梅雀は上手いと思います。
音楽BGMの沢田完=まだ若く50代ですがさすがは東京音大中退後、山本直純先生の下でアシスタント務めただけになかなかどうして才能実力ある男でして、現代劇も時代劇もこなせ、同類の「佐藤直紀=東京音大卒=なかなかの印象的なメロディメーカー」と対極をなす男で期待されます。

*「残念だが此処にNHKの陰謀が隠されているのを誰が知ろうか?」
間違い無くNHK解体を阻止する為の策略=民間を抱き込んで(協力体制だのパートナーシップだの奇麗ごとを並べるが、実態は=全て民間下請けにやらせて儲けの大半かっさらうあくどい商売」です。
まぁ民間も時代劇が無くなり仕事も無い=NHKは仕事を作るが銭金は出したくないし設備も無い この両者の思惑が一致したのがこれらのNHK時代劇でした。(この証拠は、大河ドラマ等は一切下請けさせずに自己完結させている 何よりの証拠です 本当にNHKってぇ汚ぇしズルいしこすい!! 何としても早急に解体粛清が必須です)

現在本当に民間での時代劇が無くなり風前の灯ですが、全て無くなり消え去る前にぜひもう一度「真の民間会社による本物の時代劇」を観たいですね。
お師匠様にはまたよろしくお願いいたします。
敬具
返信する
Unknown ()
2022-10-22 09:28:33
大石様いつもながら、深い考察ありがとうございます。 
私も中村親子はよく似ていると思いますが、ご指摘の通り、梅之助は二枚目しかやらず、梅雀は三の線も大いにありという。

いずれにしろご指摘の通り、本格的な時代劇がなくなってしまいました。ぜひ復活してほしいですね。
返信する

コメントを投稿

ノスタルジー」カテゴリの最新記事