山あいの宿「うえだ」は温泉が抜群で、貸切の大露天風呂の魅力は特筆ものだと記した。昨日の記事で書いたように、実質お風呂はいつでも貸切状態ということで、ゆったりのんびり入れるのが魅力だ。
さて、まずは食事について紹介しておこう。こちらの食事は食堂のような食事処でいただくスタイル。
夕食は、魚・肉・野菜のバランスのよい会席仕立て。お造りや焼き魚、天ぷらなどバラエティに富んでいて美味しい。
鍋はすき焼き風の野菜と肉のもので、卵を溶いていただいた。また途中でいただいた鶏肉の柏煮が抜群に美味しかった。
写真で見ると茶碗蒸し? って感じだが・・・実際その場で茶碗蒸しだと思ったので、いい意味で裏切られたりした。
翌朝の食事についても、鮎の一夜干しなど食材としては標準的なものだったが、大きな鍋には「すいとん」が入っているし、食べごたえもあった。
また地味に地元の牛乳が濃厚で美味しかったことを付け加えておきたい。料理については派手さはないが、内容も充実していて美味しく満足感は高い。
この食事をいただく場所はもちろん、すべての部屋からお庭が見える。平屋で部屋数も少ないので、離れ感覚に近い。
このパーソナル感こそが「うえだ」の大きな魅力ポイントである。パーソナル感と言う意味では、オシャレなお部屋とか施設といったものはないが・・・
こちらに入館したときから、なんというか「実家に帰ってきたよ」って感じになる。個人的にはこんな感覚になるのは、高湯温泉の「吾妻屋」とこちらぐらいだ。
それはパーソナル感のある施設というだけではなく、おおらかで豪放磊落な雰囲気の女将が醸し出すムードもあるのかと。
東京からのアクセスもよく、秘湯としては行きやすいのも魅力。温泉・料理・敷地すべてに魅力を感じる素晴らしいお宿だ。
今回は招待であったので、支払いはお酒のみだったが、普通に宿泊しても実は基本料金も高くなく、極めてコスパのいいお宿である。
個人的には実家に近いところもあり、帰省ついでに・・・という意味でも使いやすい。今後、ますます訪問することが多くなりそうだ。
本当は内緒にしておきたいお宿であるが、もはや手遅れか・・・予約が取りにくくならないことを祈りたい(←自業自得だよ(苦笑))
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