以前から何度か紹介しているクサカ亭、ご高齢のご夫妻で切り盛りしていたお店が代替わりしていたことを昨年知った。
その後、行く機会もなかったが、たまたま近くに所用があり、先日久しぶりに立ち寄った。前回はホンコン麺だったが、今回は看板メニューのひとつ向山麺だ。
ほどなくして出てきたのは、トップ写真のこれ。大量のニラと肉がのった麺は食欲をそそるぞ。このメニューも見た目も値段も以前のままだ。
さて、それではいただこう・・・ズズッ、うむ、味がしない(汗) 時節柄味がしない・・・なんて書くとひょっとして・・・と言われそうだが。
もちろん、そんなことはなく、やはり前回感じたのと同じく、先代の頃の昭和の大衆中華食堂の味わいから、今風の味になったというべきか。
もちろん、こんなもの食べられるか・・・なんてものではなく、上品な味わいになってしまったというもの。
昭和のオヤジとしては、なんか寂しさを感じるものだった・・・前回と今回で確信したのは、間違いなく、昭和から今の味に変わったという。
こちらのお店はお値段も安く、中華食堂でありながら、ナポリタンがあったり、サンマの塩焼き定食があったりと、古き良き時代の食堂の佇まいだったのだが・・・
幸い、コスパはそのままというのが嬉しいところだが、ともあれ、あのお味は期待できないということに・・・
といいつつ、お店自体は固定客もいらっしゃる様子で、その点は何よりだが、小生にとっては、ひょっとすると最後のクサカ亭になってしまったかも。
思えば、昭和の最後からすでに30年以上経っている。昭和の味わいといっても、もはやレトロなものになってしまったのもいたしかたないかも。
改めて、自分も歳だなあと感じた・・・
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