上田桃子に打たれた

先日の女子プロゴルフで、アメリカのツアーに参戦している上田桃子が久しぶりに優勝したことは、記憶に新しい。



　小生も、普段はあまり見ないが、なんとなくテレビをつけて見ていた。すると印象的だったのが上田桃子の表情だった。
　あれっ、この子こんなににこやかにプレーしていたっけ?・・・というくらいに、笑顔を絶やさないでプレーしている。

　確か、日本で売り出し中のときは、プロゴルフ界のエリカ様なんて呼ばれていたような記憶があるが、彼女の場合は、徹底したトレーニングで下半身を鍛え、実績を挙げていたことがベースにあり、当時の国内では最強だった。
　結果、若い女性としては恥ずかしいくらいに下半身だけが発達したスタイルだった。




　その上田がアメリカツアーに参戦するようになってからは鳴かず飛ばずで、このところ不振にあえいでいたわけで、この笑顔は意外であった。
　試合は大混戦となり、右写真のチェ・ナヨンの追い上げなどの中、最終的にはプレーオフで、見事なバーディを決めての優勝だった。

　しかし、優勝を決めた瞬間、表情は一変した。宮里藍や宮里美香などアメリカ参戦中の仲間をはじめ、近い世代の同僚の祝福を受けるや泣きじゃくってしまった。
　優勝インタビューのときも、そのままでこれだけまともにしゃべれない勝者を見たのも久しぶりのような気がする。



　「このまま、二度と勝てないのではと考えたこともあった」といっていた。そうか・・・あの笑顔は、緊張・プレッシャーの裏返しだったのか・・・
　ならば、この優勝で上田桃子は間違いなく、ステップアップした。そんな気がした。これからの試合で、上田の表情がにこやかならば・・・来る。

　アスリートは、実力がついてくれば、自然と人気もついてくるもの。これから、上田の人気も再燃するのではないだろうかと。
　といいつつ、小生はミーハーにも有村智恵を応援していくんだろうなあ・・・あ、こっそり、チェ・ナヨンもいいかも・・・






　って、やっぱり応援のポイントは・・・って、突っ込みが来そうだ。
　しかし、小生も反論しよう。彼女たちを小生が応援するのは、強いからで、決してビジュアルで選んでいるわけではない・・・と(←説得力なし)

　いずれにしろ、上田桃子には注目していきたい。