アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

このまま官僚と与党をのさばらしていいのか

2016-12-10 06:00:09 | つれづれ
エコカー減税という制度は読者の皆さんもご存じのことと思う。この対象を減らし、さらに減税額も減らすことが来年度の税制改正大綱に盛り込まれることになった。

 エコカー減税、段階的に縮小 新車の9割から7割へ

 もともとは「温暖化対策」として低燃費の車種の普及を促進する目的で導入されたもの。エコカーへの買い替えが進めば、環境問題解決へつながるという・・・
 ところが、いまではエコカーばかりが売れ、環境に良いという意味で特別に減税する意味が薄れてきたという理由で増税するという。

 ちょっと待て・・・環境ということで言えば、新車販売ではなく、世の中の車のストックなはずで、環境に良くなるのはおおいにいいことなはず。
 それなのに、本音としては「重量税が4割、取得税が6割減ったため」というから、ええかげんにせいよと・・・メーカーだって、せっせとその方向で製品開発をしてきたわけで。


 駆け込みで購入してるから大丈夫と思った方も、もしかすると17年5月の重量税のときに焦ることになるかも知れない。いや、現政権下、絶対に予算も法案も通るから、きっとそうなる・・・
 週刊ポストにも特集記事が出ているが、今回の増税は「消費税率引き上げ延期で、財源不足になった」という理屈で動いている中の一環という。すでにビールの話も聞こえている。

 だが、安倍政権になって税収は増えている。消費税8%にしたときの税収増を差し引いても13兆円の増収という。まあ、なんとも官僚らしい語り口だ。
 ちなみに自動車関連の税金は、ドイツの3倍、アメリカの30倍という・・・そもそもガソリンだって、税金の上に消費税がかかるという二重課税のままだ。

 そういえば、消費税上げのときに、自動車取得税を廃止するという話があったが、いつのまにやら、そんな話はどこに行ってしまったやら・・・
 今国会で話題になった年金カット法案だって、何をどう考えても年金が増えるとは思えないし、若者の負担が軽くなるとも思えない。

 ましてや、カジノ法案なんて成長戦略につながるとは・・・ましてや国会の質問中に「時間が余ったから」ということで般若心経を唱えるなんて聞いたこともない
 国会軽視どころか、国民をバカにしきっているとしか思えない。これだけ、無責任でインチキな政権って記憶にないぞ。

 カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏

 今書いていて思い出した。民主党政権時に、ガソリンの暫定税率を廃止し、ガソリンがぐっと安くなったことがあった。
 さらに高速道路の無料化を実施した際に、「ガソリン消費が増え、環境に悪影響が出る」と猛反対したのは、どこかの国の首相たちだ。

 その後、高速代週末1000円を打ち出したときには、そんな話は知らん顔していた。これだけ、でたらめを言っておいて・・・
 まだまだ書きたいことはたくさんあるが、このままでいたら、とんでもないことになることは間違いない・・・

 にもかかわらず、支持率は依然高水準って・・・何がいいのかしらん。この国は官僚と与党が滅ぼしてしまいそうだ。ってか、この国の国民は搾取されることに喜びを感じているのだろうか。ひよっとして・・・ほんとにそうかも
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