アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

SNSの難しさ・・・と片付けていいのか

2016-05-12 12:38:29 | つれづれ
いつものようにネットの記事をぼんやりと眺めていた小生、目に留まった記事があった。まずはこちらをご覧いただこう。

 「SNS炎上…ある女子プロのファンをめぐるつぶやき」


 よくあるSNSの炎上と片付けてしまえばそれまでなのだが・・・どうにも気分が悪い。何が悪いって、騒いでいる方に「お客様意識」が感じられるところだ。
 プロスポーツ選手や芸人たちにとって、ファンあっての・・・ということを否定はしない。だが、そこに胡坐をかいて「お客様意識」がありすぎないか。

 かの三波春夫の有名な「お客様は神様だ」というセリフが、個人的には極めて罪作りなセリフだと言いたくなる。あのセリフが与えた悪影響ははかり知れないと・・・
 もちろん三波春夫にその罪を負わせてはいけない。いけないのはお客なら何をしても許されるという誤った認識だ。

 このニュースのケースでは、厳密にはお客様というべきかも疑問だが、ゴルフ場において、他のプレーヤーのために配慮し、静寂を保つというのは基本中の基本だ。
 「1人でも2人でも、そういう応援をする人たちが、他の選手にも目を向けてみようと思ってくれたらありがたい」という声は、精一杯配慮した書き込みにみえる。


 これに対して、炎上させる方は「何様のつもり」とか「お客様に対して、その態度、ありえねえだろ」という意識があるとしか思えない。
 その昔、某女子プロゴルファーが優勝争いをしているときに、争っていた外国人選手がパーパットを外し、ギャラリーから「ナイスボギー」という声が掛かったことがあり、そのマナー違反を涙で抗議したことがあった。

 このケースでも、今だと、この抗議をSNSで書き込むと炎上するのだろうか。
 今回のプレーヤーが誰なのかは小生知らないが、最近は男子よりもはるかに人気を集めている女子ゴルフのこと、人気者も多いのはよくわかるし、小生だって、会場にこそ行かないがお気に入りの選手もいる。

 ただ、百歩譲って芸人と違うことがひとつある。プロスポーツ選手は、その成績こそが評価であり、人気ではないのだ。
 そのプレーヤーのファン(というのも嫌だが)の心無い応援で、他のプレーヤーがプレーに支障が出れば、その一打が1000万の価値を持つ・・・そういう世界なのだ。

 「せっかく通って、応援してやってるのに・・・」という意識があるのなら・・・成績を出しやすい環境にしてやってほしい。
 それにしても、そもそもこれが炎上する世の中になってしまったことが悲しいオヤジである

 なお、写真はイメージであり、本文の内容とはまったく関係ないので念のため
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