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よくスーパーなどで、駅弁大会とか各地の名物お菓子のフェアなどが催される。先日、普段行かないスーパーで発見したのが「御福」だ。
ご案内の方も多いと思うが、「御福」はかの「赤福」と同じ伊勢の名物で、見た目もそっくり。ましてやパッケージが・・・
この色合いや絵柄を見て間違えるなと言われても・・・だ。実際、名古屋や京都に勤務していた頃、新幹線のホームでどちらも買えた。
お互いに意識していたのか、両方が同じ店で並ぶことはなく、新幹線に飛び乗りながら、慌てて「赤福」だと思って「御福」を買う人も多いんだろうなあと。
実は、小生ガキの頃に赤福のドラマを見た記憶が鮮烈に残っていて、その中で類似品の「おか福」というお菓子を食べた人が不味くて吐き出すシーンがあったのだ。
もうひとつ財津一郎が、「この伊勢にはなあ、赤福という本当に美味しいものがあるんだ」と胸を張っていたセリフも記憶に残っている。
そのため、若い頃から「御福」=「おか福」のイメージで、美味しくないパチモンと決めてかかっていた。
ということで、今まで食べたことがないが、ほんとのところどうだろうと・・・購入した次第。
この機会にと調べてみたところ、くだんのドラマは「赤福のれん」という題で1975年(昭和50年)に放送されている。あら、意外に新しいドラマだったんだ・・・と。原作は花登筺というから、細腕繫盛記などと同じ流れだ。
また御福は、夫婦岩で名高い二見が浦に本店があり、その歴史は280年以上というから大変な老舗だ。ドラマでは完全なパチモンだったが、迷惑したんじゃないかって・・・(そもそも「おか福」は新興勢力だったようで、「御福」ではなかったのでは・・・とも)
対する赤福も歴史は300年以上、いい勝負ではあるが、以前赤福の製造日偽装問題もあり、その時期は御福が売上を伸ばしたという。
また生産量が異なるため、御福は今でも手作りをしているという。逆に伊勢内宮の近くのおかげ横丁に本店を構える赤福は、知名度や本店の立地ではアドバンテージがある。
さて、基本的な知識はここまでにして実食だ。本来なら実物の写真を撮るべきだったが、手遅れになってしまった(汗)
おっ、美味しい・・・餡で餅をくるんだものというのは同じ佇まいだが、味も美味しいぞ。いやいやいいじゃないか・・・
これは今まで勝手にパチモン扱いしていたが、どうしてどうして・・・と思ったら、こんな比較記事も目に留まった。
確かに食べ比べしたわけではないので、記憶だけの評価になるが、御福は赤福よりもあんこの味が優しく感じたし、餅も柔らかい? ような。
ただ見た目は機械生産している赤福の方がそろっているし、色つやもキレイに見える。お土産なら赤福の方が無難かも・・・
むむ、個人的にはこれから御福推しになろうかしらん・・・と。
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