年末にツイッターで話題になっているネタだが、賛否両論の話題になっている由。この辺がいかにも日本的だと思ったので、勝手ながら小生も一言・・・
こういうことが自由に言えるのも、小生が社畜でなくなったからで、匿名といいつつ、どこか心の足かせがあったから、今では心おきなく・・・と。
まずはこちらの元ネタをご覧いただこう。とある飲食店の店主がバイト向けに出した文書で、「年末年始のバイトの休みに憤慨している」様子。
「その結果年始が営業出来ないという事態になりました。これは飲食店として有り得ない事」として、さらにこう続けている。
「尚、今後の大型連休は全て休み希望は通せません。なぜなら、店を営業する事が最優先だからです」と・・・
経営者としては、最後のセリフは当然の価値観だろうが、小生的には、「ならば営業できるようにマネジメントするのが経営者の責任だろう」って思うところ。だし、休む理由が私的なのは極めて当たり前のことだ。
この経営者に言わせれば、私的な理由で休むなということだ。この文書のとおりなら店に言わせれば、営業は個人の生活より大切だという理屈だ。
冗談じゃない、個人の生活より大切な仕事なんてあるとでもいいたいのか。それは経営者ならば当然だが・・・それを押し付けるところで、この経営者はダメだ。彼らはあくまでバイトだぞ。いや正社員だって生活の方が仕事より大切だろって。
時給を上げるとかすれば集まるんじゃないかという意見もあるようだし、甘いことを承知で言えば、このお店の経営側とバイトの信頼関係がどうなのかも気になるところ。
とはいえ、文の冒頭にあるように、すべて今回は希望を通したということは、経営者的には配慮しているということか。だとしたら、バイトの質に大きな問題があるのか?
ただ、いずれにしろ法的には私的な用事で休むのはあたり前のことだし、その自由があるからバイトなわけで、金融機関の正社員でさえ転勤を拒否して辞める時代に、この文書がモチベーションを下げていることは間違いないところだ。
おそらく、このことを契機にバイトが大量に辞めることが予想されると思うし、どうなることやらで・・・
小生が会社に入った頃は、病気以外で休むなんてことは非国民的な言われ方をしたし、ましてや子供のことで休むなんてのも・・・だった。
今や昔・・・だが、それでも上司側にはその頃の意識のままという人も少なくない。先日一杯やった仲間で、「今年35周年になるんだけど、さすがに今回は永年勤続休暇を取ろうかと思って」という人がいた。
彼は、これまで一度も永年勤続休暇を取ったことがないという・・・
それが上司の意識の実態かも知れない。そんな人にとってまったく違う価値感を持つ今時の人をマネジメントするのはかなり難易度が高いだろう。
だが、バイトでもしっかりとモチベーションを持ち、高いレベルで業務をしている職場もたくさんあるのも事実。
まず上司が本気で変わらないことには、職場は変わりようがない・・・それが小生の本音だ。少なくとも、そうしたことを絶えず会社で訴えてきた小生、自慢話だが10年や20年は早かったというところか・・・
いずれにしろ、この件はいろんなことを示唆していると思う。
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