さてさて、今年も銀座が落語一色に染まる大銀座落語祭が始まった。といいつつ、今年で5回目だが、今年でラストだという。今年も激しいチケット争奪戦を勝ち抜き、なんとかお目当ての落語会を取れた。
まず19日の昼の部は、五街道雲助の「中村仲蔵」が事実上の幕開けだった。テレビ等ではなじみがないが、ベテランでしっかりとした腰のすわった芸だ。
小朝の仲蔵とはかなり演出か異なるが、しだいに噺に引き込まれる。これといった遊びのない噺であったが、いい職人芸を見せてもらったという感じだ。
中入り後は柳家小満んの独演会仕立て。小生、小満んを生で見るのは、実に30年ぶりくらいだ。以前から、江戸前の粋な芸が玄人好みだったが・・・
一席目は「呼び継ぎ」という新作だが、小満んらしく古典っぽい噺だった。例によって、必要最小限の振りだが、見事に人物が演じわけられていてあっさりした芸がいい。
間に小はんが挟まり、トリはお待ちかね「山崎屋」だ。たっぷりやれば一時間はかかろうかという噺だし、親父をだまして花魁と結婚しようという噺だが、決して陰湿なものではない。小生も、この噺が聴きたくてこの会をとったわけだが・・・
あっさりとしたマクラからすっと噺に入る。若旦那と番頭の人物像が見事に演じられている。しかも、冒頭に吉原の仕組みやらが丁寧に説明されているが、これはどこかで聞いたような気がするぞ。
ほどなく、気がついた。こ・これは・・・円生だ!そういえば、語り口は、確かに小満んではあるものの、ところどころに、円生の語り口が混じる。
おお、そういえば、山崎屋を以前聞いたのは、まさに円生だから、これまた30年ぶりくらいか。さらに江戸前の落語が続く。
頭、大旦那、番頭に若旦那、この4人がそれぞれの人物像を見せながら、クライマックスはそのサゲだ。
あくまであっさりと、小満んの芸、ここに極まれり。うーん、落語とは爆笑に次ぐ爆笑と思ってきた向きには微妙だろうが、久々に落語らしい落語を聴かしてもらったなあと。
やはりいぶし銀の芸、江戸前の噺家、小満んは大向こうを唸らせてくれる。やはり落語はいいなあ・・・そんな気にさせてくれた。さあ、夜の部にいこうっと(苦笑)
まず19日の昼の部は、五街道雲助の「中村仲蔵」が事実上の幕開けだった。テレビ等ではなじみがないが、ベテランでしっかりとした腰のすわった芸だ。
小朝の仲蔵とはかなり演出か異なるが、しだいに噺に引き込まれる。これといった遊びのない噺であったが、いい職人芸を見せてもらったという感じだ。
中入り後は柳家小満んの独演会仕立て。小生、小満んを生で見るのは、実に30年ぶりくらいだ。以前から、江戸前の粋な芸が玄人好みだったが・・・
一席目は「呼び継ぎ」という新作だが、小満んらしく古典っぽい噺だった。例によって、必要最小限の振りだが、見事に人物が演じわけられていてあっさりした芸がいい。
間に小はんが挟まり、トリはお待ちかね「山崎屋」だ。たっぷりやれば一時間はかかろうかという噺だし、親父をだまして花魁と結婚しようという噺だが、決して陰湿なものではない。小生も、この噺が聴きたくてこの会をとったわけだが・・・
あっさりとしたマクラからすっと噺に入る。若旦那と番頭の人物像が見事に演じられている。しかも、冒頭に吉原の仕組みやらが丁寧に説明されているが、これはどこかで聞いたような気がするぞ。
ほどなく、気がついた。こ・これは・・・円生だ!そういえば、語り口は、確かに小満んではあるものの、ところどころに、円生の語り口が混じる。
おお、そういえば、山崎屋を以前聞いたのは、まさに円生だから、これまた30年ぶりくらいか。さらに江戸前の落語が続く。
頭、大旦那、番頭に若旦那、この4人がそれぞれの人物像を見せながら、クライマックスはそのサゲだ。
あくまであっさりと、小満んの芸、ここに極まれり。うーん、落語とは爆笑に次ぐ爆笑と思ってきた向きには微妙だろうが、久々に落語らしい落語を聴かしてもらったなあと。
やはりいぶし銀の芸、江戸前の噺家、小満んは大向こうを唸らせてくれる。やはり落語はいいなあ・・・そんな気にさせてくれた。さあ、夜の部にいこうっと(苦笑)
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