さてさて、松代観光を楽しんだ小生だったが、往路途中でお昼をどうしようか考えていた。検索したところ、観光ゾーン近くのお勧めがいくつか出たが、こういうときにはそばにする小生、決めたのが日暮し庵だった。
場所は宝物館のすぐ近く。まず目に留まったのがこちらの登録有形文化財の表示。一瞬わかりにくかったが、どうやら古い建物を使っているようだ。
店内に入ったところ、先客はなし。逆にお店のスタッフの応対も塩っぽく、ひょっとしてこれはミスったか・・・と不安になったりする。
しかたなし・・・とメニューを見て、海老天ぷらそばの冷たいものを注文。要は天ざるだ。先客はなかったが、待っている間に8人という団体さんをはじめ続々とお客さんが・・・
おお、気がつけばまたたく間に待ちまでできたぞ。逆に、いいタイミングで入れたというべきか・・・とちょっと安心。だが、なかなかそばが出てこない。
微妙にジリジリし始めたところで、ようやく出てきたのがトップ写真のこれだ。十割の手打ちを謳うが、これはいいそばだ。
コシもいいし、そばの味がする。そしてのど越しが最高にいい。これは待ったかいがあったというべきか。
天ぷらの方は海老などだが、こちらは残念ながら普通に普通だった。もちろん不満があるわけではないんだが・・・もうちょい野菜などもほしかったかと。
とはいえ、天ぷら用のつゆも別皿で出ているし、箸休めとして・・・いやそれ以上にしっかりと存在感のある天ぷらだった。
さて、美味しいおそばをいただいた後の楽しみとしては、そば湯である。個人的にはポタージュのような濃厚なものが好きなのだが・・・
こちらのそれは、濃厚とは言わないがそばの味のするものだった。いやあ、なかなか良かったぞ。こちらに来て正解だ。
さて、お店を出てから裏庭を拝見したところ、写真のようにこじんまりしながらも風情のあるものだった。
あとで知ったが、このお屋敷は真田藩の重臣の家だったという。歴史とお味と・・・いろいろ味わうお昼となった。
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