アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

300回記念ノラや寄席

2015-11-25 06:00:09 | つれづれ
高円寺にあるノラやは、小さな居酒屋だが、定例で落語会をやっていて、時々小生も出かけていた。こんな会もあったし、面白い企画をよく提供してくれる。

 そんなノラやの寄席が300回になるということで、記念となる会が催されると知り、出かけてきた。いつもの居酒屋ではなく、The高円寺というホールだ。
 昼夜の二回公演ということだが、メンバーはまったく異なる。ちょっと悩みつつ、昼の部に行くことにした。


 まずは開口一番、辰のこ、ネタは「子ほめ」だった。声も口調もよく、期待できそうだ。さすがに扇辰のところの弟子というべきか。
 そして続いて出てきたのが菊之丞。ノラやでは常連組の一人である。始めたのが・・・おお、「親子酒」だ。相変わらず粋な香りのする芸で、小生好きだなあ。

 この日はたくさんの演者が出演するため、一人一人の時間は限られているのかなあ・・・と思いながら、続いて出てきた白鳥にも期待した。
 始めたのは・・・えっ、愛子さま? 当然初めて聞くネタだが、例によって振りもメチャクチャだが、とにかく面白い。

 題名は「隅田川母娘」というものだった。ストーリーは非現実的だし、今日びのどこかの国の政権が非国民として逮捕されそうな・・・(汗)
 続いて出てきたのが、文左衛門。個人的には、あまり好きなタイプではないのだが・・・始めたネタは・・・おっ、「ちりとてちん」だ。

 このネタは流派により「酢豆腐」というやり方もあるが、「ちりとてちん」の方が好みである。ちょっと、文左衛門が気に入ったりして。
 ここで中入りである。中入り後、まずは小せんの登場だ。小せん襲名直後に聞いた印象はイマイチだったが、さすがに噺家だ。成長は素晴らしい。

 この日の「崇徳院」も軽く聞ける感じで聞きやすい。こんなに軽やかに聞ける噺家だっけ・・・って感じで、途中の演出のアレンジも面白く、サゲまで満喫。
 続いてヒザの寒空はだかが、いつもの漫談をしながら、トリに向けての準備が整う。

 ラストは喬太郎、いつもの喬太郎ワールド全開のマクラをかませつつ、始めたのが「品川心中」。喬太郎の才気が走る・・・これが個人的には大好きで、大満足だ。
 もちろん古典もしっかりやってくれる喬太郎。これもまた良くって・・・ほどよい疲労感とともに帰路についた。

 市馬が本格懐石料理だとすれば、菊之丞は江戸前の刺身でいい酒を味わわせてくれる寿司屋。そして喬太郎はラーメン二郎かって。あっ、白鳥は・・・むむむ、ジャンクフードか(爆)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジュビロ磐田J1復帰 | トップ | 全国高校女子サッカー選手権... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事