Audi A3 e-tronってどうよ

VWのゴルフやパサートのPHVモデルGTEについてはこのブログでも取り上げているが、ドイツ勢のPHVモデルは各社とも力が入っている。


　となればAudiも・・・ということで、ゴルフGTEと同じプラットフォームを持つA3のe-tronというモデルがある。
　先日某所でこの車を見かけた。パッと見ではわからなかったが、フロントグリルのマークをスライドし、充電していたのでそれと判明した。

　検索したら、こちらの記事が見つかった。試乗車には大きなペイントがされていて、ひとめでわかるのだが、さすがにこれは試乗車だけだろうから、普通に見るとわからない。
　ってか、小生もこの車を何度も見ていて充電しているのを見て、初めて気が付いた次第。その走りについては記事をご覧いただくこととしよう。

　走行性能に関してはまったく問題ないようだ。が・・・個人的な印象で言うと、このモデルのユーティリティってどうよって。
　サイズ的にはゴルフと同じくらいだと思えばよいが、全長は4330mmと少し長い。が・・・ラゲッジは通常で280リットルというからゴルフよりかなり小さい。


　これはe-tronだから小さいのではなく、A3のデフォルトだという。となると問題は、このモデルの価格である。
　車両本体価格は564万円と相当に高く、61万円の補助金を計算に入れても相当に高い。PHVであることの意義ではなく、Audiにこだわりがないと買えないぞ。

　記事にあるように、ガソリン車のA3 1.4TFSIと本体価格ベースで比較すると、A3 e-トロンは236万円も高いわけで、記事の試乗車は車両価格が639万円と(汗)
　これはさすがにこのセグメントの車としては勇気のいる価格といえそうだ。とすると、見かけたあのオーナーはなかなかの趣味人・・・

　と思って、その車のある駐車場を見た。なんと・・・どうやらそちらは3台マイカーを保有されていて、BMWとMercedes、それにこの車だった。
　しかもSUVとセダンということで、三台の位置付けも異なっていることがわかる。なかなか通な方だと・・・

　おそらく、普段使いはA3でガソリンゼロで済ませ、デートのときにはセダンで優雅に・・・そして家族旅行はSUVで・・・うーむ、かっこいい。
　少なくとも小生の財政からはありえないご趣味である・・・ちょっとうらやましいなあ。