大坂なおみは勝つ! という記事を上げて、ドキドキしながら観戦していた小生だが、結果についてはすでに皆さんもご存じのとおり、見事に競り勝ち世界ランク一位とグランドスラム二勝目を勝ち取ってくれた。
対戦相手はレフティという要素もあるが、セカンドサービスの強さや、ストロークの正確さは抜群で、確かにこれまで1セットどころかブレークも許さなかったことがわかる、素晴らしいプレーだった。
第一セットもお互いサービスキープでタイブレークになったが、その時点ではむしろ押されている印象だった。
だが、タイブレークで流れが変わった。それまで手こずっていたアドバンテージサイドのワイドサーブに対し、見事なダウンザラインのリターンエースを決めてから一気に決めてくれた。
そしてその勢いのまま第二セット・・・このままキマリというところから、まさかの大逆転。結果論だが、さすがの大坂も力みまくっていたし、この試練が良かったかと。
第三セットでは、冷静さを取り戻し、サービングフォーチャンピオンシップのゲームで、なんとニューボールに交換という幸運が。
最初のサービスエースで小生は勝利を確信した、第二セットと別人のようだった。しかもボールが味方してくれていた。
ふりかえれば、第一セットの競り合い、第二セットのまさかの大逆転からのいやな展開があっただけに、第三セットでこの大会で見せた心の強さが出た形かと。
さて、そんな中、いつものように「なおみ節」で表彰式のコメントもやってくれた彼女だが、カップを前に正座する姿も話題になっている様子。
あらためて、彼女自身が「精神的には日本人」というのが垣間見えるのだが、コメントのひとつひとつに、(英語であっても)どこか感性は日本人だと思わせてくれるように思う。
当初は、見た目だけでなく、日本語もろくにしゃべれないのに・・・といったネガティブな意見も少なくなかったようだが、もはや誰もそんなことを言う人はいないだろう。
誤解を避けずにいえば、日本人であっても「日本人とは思えない」ような言動をする人が多い中で、彼女は立派な日本人だと感じる。
それは、成果を挙げているからではなく、彼女の立ち居ぶるまいがまさに日本人の美しい心を体現しているからだ。
そのせいか、今回、改めてこんな記事が目に留まった。二重国籍を持ち、アメリカ国籍を選ぶこともできた彼女が日本を選んだ理由というもの。
詳しい経緯は、記事をご確認いただくとして、この選択をしたメンタリティそのものが「やはり日本人そのもの」だと強く感じた小生である。
これからも強くて美しい日本人であり続けてほしい、彼女はきっとそういう存在になっていく・・・
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