先日、とある繁華街のスクランブル交差点で信号待ちをしていたときのこと。前方からタバコの臭いが漂ってくるのを感じた。
うん、ここはタバコ禁止のゾーンのはずだが・・・と思ったら、そのタバコを吸っていたのは、就活スーツに身を包んだ女子大生とおぼしきお姉さんだった。
見ていると、待っている間バンバン吸い、そして灰を無造作に道路に捨てていた。やがて信号が青になると、そのお姉さんタバコを咥えたまま、歩き出した。
これ見て、小生唖然としてしまった。
誤解のないように言っておくと、小生、この件を女性だから・・・と言っているわけではない。実際、路上喫煙禁止ゾーンで平気でタバコ吸っているオヤジもたくさんいるし、それらにもムカついている。
ではなくて、就活スタイルの中でこれをやることに唖然としたのだ。このお姉さん、きっと就活がなかなかうまくいかずに、ついついストレスもたまっているんだろうなあ。
だから、無意識のうちにタバコに手が伸びてしまっているんだろうなあ・・・タバコ吸わずにいられないんだよなあと。
これは男性だっておんなじだ。タバコを吸うなとは言わない(吸う人は好きにならないだけだ)が、吸っていいところで吸いなさいと。
こういうところで衆目監視の中、タバコを吸うあなたは、おそらく就職できませんぞと。あなたの後ろに、今日これから試験を受けに行く会社の、面接官がいるのかも知れないよって・・・
それにしても、日本のパブリックスペースでのマナーは、向上どころか低下の一途のような気がする。
江戸しぐさと呼ばれる「腰浮かせ」とか「傘かしげ」なんかは、行為どころか言葉すらも消えてしまいそうな・・・
もっともそんな中、タバコだけは、昭和からみれば全体としては、よくなっているようには思うが、依然として歩きタバコなどは普通に見かける。
左写真のようなステキなお姉さんと居酒屋に入っても、まったくタバコのにおいがしない・・・そういう世界標準のような環境になるのは無理なのかしらん。
世界的にはすでに常識だし、そうしなければいけないルールがすでに出されているんだが・・・
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