なんばパークス

大阪出張に行ってきた。今回の出張はなんばであったが、なんと場所は元大阪球場だったところであった。


　今は、なんばパークスといって、再開発されていた。確か、おぼろげな記憶だが、球場が閉鎖されてから一時期は住宅展示場だったはずである。
　ときに読者のみなさんには、大阪球場という名前も？かも知れない。かの南海ホークスが本拠地にしていたところである。

　そう、野村監督や門田などが活躍していた球団だ。おお、江夏やドカベン香川なんかもいたぞ。関東の、しかも巨人ファンにはなじみが薄いが、けっこう人気も実力もあった。
　その大阪球場の名残が、広場に残っていた。写真のとおり、ホームベースのあったところには、今でもその跡が残っているし、ピッチャーズプレートも残っている。

　考えて見ると、九州にいた西鉄ライオンズが太平洋からクラウンライターに変わり、いまや西武ライオンズとなって３０年近く経つ。
　その九州に移転したのが、南海あらためダイエーホークスであった。それも今やソフトバンクだが・・・

　大阪球場の近くには、かって近鉄が本拠地にしていた藤井寺球場があった。それも今はなくなっている。近鉄は・・・今はオリックスの一部とでもいうべきか。
　ロッテの本拠地だって、かっては千住の東京球場だったが、川崎に移り、仙台に行ってから今の千葉へとジプシーだった。

　考えてみるとパリーグの球団の変遷には、栄枯盛衰を感じてしまうが、そんなことをどれだけ印象づけるかどうか別に、今日もこのプレートは佇んでいる。

　周囲は、ちょっとした六本木あたりの再開発同様の空気が流れていたが・・・妙にノスタルジーを感じたのは小生だけか・・・