アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

武士の献立

2013-12-31 06:00:48 | つれづれ
以前このブログで、堺雅人主演の「武士の家計簿」という映画を紹介した。別名そろばん侍という、かなり変わった仕立てで、いい映画だった記憶がある。


 今回のこれは、包丁侍という、これまた変わった仕立てである。面白いのは、この二作品がともに加賀藩の事例だということだ。
 ご案内のとおり、加賀藩は江戸時代、将軍家に次ぐ石高を得る大大名にして、外様として、いつなんどきお取り潰しの目に遭うかも知れない存在。

 もちろん史実で証明されるように、前田家は明治までその家を守るわけで、前田利家を祖とする前田家の力は評価されるべきだ。
 だが逆にいえば、そろばん侍や包丁侍などのたくさんの優秀な官僚が支えていたこともうかがえる。

 映画の中身にふれるのはご法度だが、こうした一連の作品を通じ、当時のリアルな武士の姿に思いをはせるのは楽しい。
 時代劇の暴れん坊将軍とは違う、今のサラリーマンのごとき武士の姿には、今の小生たちにもなんとなく被るものがある。


 そういえば、上戸彩は半沢直樹でも良妻を演じていたが、この作品でも良妻を演じている。かつては視聴率の取れない女優というレッテルも貼られたが、気のせいか、最近いい感じになってきたような。
 基本的にたぬき顔で敵を作らないタイプだろうし、これからも期待できそうな。

 この映画では、伝統的な日本の家族観とか、価値観をベースにどこか心あたたまるストーリーが展開されている。
 個人的には、上戸彩の演ずる彼女が、このときにはどんな心境なのだろうと思いをはせながら見てしまった。

 そうそう、成海璃子も出ているが、意外にも上戸彩に比べると顔が大きく見え、肝のがあまり似合わないかな・・・って。
 考えてみると、テルマエ・ロマエでも平たい顔として出ているが、上戸彩って、典型的な日本人顔なのかも知れない。

 それにしても、そろばん侍や包丁侍の記録を残している加賀藩って改めてすごいと思ってしまった。
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