和茶美で蕎麦をいただいた小生、そこから山あいの宿「うえだ」に向かう・・・にはさすがに早いので、途中立ち寄ったのが「浄蓮の滝」だ。
日本の滝百選のひとつでもあるこの滝だが、この滝の名を一躍有名にしたのは石川さゆりの「天城越え」だろう。
三島から伊豆の山を南下し、天城峠に差し掛かる手前にある。そのおかげで伊豆急の河津の駅の発車メロディは「天城越え」が流れるという・・・
地元の人にとってはもともと有名だったが、今では伊豆を訪れるお客様の多くが一度は来るという感じか。車を着けると、伊豆の踊子の像やわさび系のゆるキャラが出迎えてくれる。この周辺は伊豆のわさびの産地である。
さて、滝に下りてみよう。駐車場からかなりきつい坂道を下りていくと、わさび田も見えるし、川釣りのお客さんも見えてくる。
だが、本命の滝は・・・おお、やはり河津七滝とは迫力が違うぞ。水量も多く、なかなか見ごたえもある。
それにしてもお客さんが多い。写真を撮っていたら、サッと別のお客さんが入り込んでしまった(苦笑)
かくして、少し離れたところで撮り直したのがトップ写真だ。
河津七滝とこちらは天城峠をはさみ反対に位置している。よって、この滝の流れは北上し、狩野川となって沼津に注ぐのに対し、七滝の方は河津川となって、伊豆の東海岸に注いでいる。
狩野川は古い人には狩野川台風でおなじみだが、江戸時代の狩野派の出身地でもあり、この川自体の特徴もユニークなものだ。
というのは、この周辺の太平洋側の一級河川で他に北に向かって流れるものはないはず。これはかつて伊豆半島が島で本州に激突したことの名残という。
その途中にある浄蓮の滝はそんな地球のエネルギーを感じさせてくれるスポットでもある。
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