槍見館に行くにあたり、ナビを入れたらけっこう時間がかかることが改めて判明。ある程度は想定していたが、それ以上にかかると・・・
やむなく、行きはランチ以外はどこにも寄らず直行と決めていた。そして、松本インターを下りてから、頃合いのところに入ろうと・・・
で最初によさげなそば屋を見つけたが、待ちがずいぶんいて断念。そしてそこから道を進んだところに見つけたのが信州大衆食堂「やまの蔵」だった。
入店すると、夜は居酒屋? みたいな形で、なんとなくだが、パブを居抜きで引き継いだような・・・これはさすがにちょっと失敗したか? と。
まあ、今更・・・と覚悟を決め、卓上を見ると「あごだしチャーシュー」を推していた。ならば、こちらで・・・と。
ほどなくして出てきたのが、トップ写真のこれ。なかなか美味しそうな色合いのスープだ。ということで、まずはスープから・・・
ズズッ・・・おっ、こ・これは・・・居酒屋レベルではなく、抜群に美味しい。手間を掛けてあご出汁と、鶏ガラから出したものをブレンドしているというが、絶妙のバランスだ。
舌足らずだが、懐かしいのに新しい・・・という感じ。鶏ガラの伝統的なスープにあご出汁の深みが加わり、あっさり系なのに物足りなくない。
そして魚介の出汁が主張しすぎない・・・これはいいじゃないかって。そして、チャーシューだが、出てきたときはそれほど多く感じなかったが、けっこう多い。
もちろん味の方もあっさり系のスープにマッチして、とてもいける・・・が、けっこうなボリュームでお腹にどっしり来る。
苦行とまではいかないが、それなりに重たかった。とにもかくにも完食してごちそうさまと。
このスープはあっさり好きはもちろん、こってり好きにもマッチしそうだ。精算しようとしたら、ご主人が「旅行の方ですか」と話しかけてきた。
そこで目的地などをお伝えし、美味しかったとお話すると、大変喜ばれたが、このお店開店してまだ2か月という。
話しながら感じたのは、ご主人のお人柄の良さで、店内の貼り紙などから感じた誠実さとリンクしていたこと。
こういうお店には頑張ってほしいなあと・・・なかなか再訪はかんたんではないが、近くに行ったらまた行きたくなるお店である。
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