アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

大銀座落語祭その3

2008-07-21 08:22:50 | 落語
大銀座落語祭の醍醐味は、東西の噺家が一堂に会すところである。普段、東京では聴けない上方落語が聴けるし、江戸落語との聞き比べもできるというものだ。


 上方落語が江戸落語と違うところはいくつかあるが、そのひとつに鳴り物入りが多いというところがある。
 小生の持ちネタに稽古屋というのがあり、江戸落語では珍しい鳴り物入りの噺であるが、この鳴り物入りの噺を特集した会も催されていた。
 
 ちなみに、右は小生(笑)決して噺家ではありません。せっかくなので、聴くのもこのスタイルで・・・とシャレこんだわけでして・・・
 さて、会のスタートは桂こごろうの「野崎詣り」、桂春団治の十八番であるが、往年の春団治の洗練されつつも華やかな芸とは違うが純粋に面白かった。

 ついで古今亭菊之丞の「法事の茶」、往年の名人の噺家の物まねがなかなかグー。さらに桂文太の「稽古屋」こちらは上方版であるが・・・と続いて中入り。東西の交互の競演は楽しいぞ。
 中入り後は、桂歌之助の「善光寺骨寄せ」、江戸では「お血脈」と呼ばれる噺だ。上方ならではの骨を集める演出が面白かった。

 そしてトリは柳亭市馬の「掛取り」だ。大晦日の噺をこの真夏にやるってのが、またなんとも・・・(苦笑)だが、本人も「鳴り物入り」というテーマでこの噺をリクエストする方も方だが、それを引き受ける方も・・・」なんて話していた(笑)
 だが、噺が始まるとさすがに市馬である。江戸前の粋な語り口で切れ味よく進む。何より声がいい。本人も自慢ののどが唄や相撲甚句によく映える。

 うーん、いいぞ市馬!なんとも小生好みのいい噺家だ。こういう粋で形のいい噺家って、やはりたまらん。いつしか場内は大晦日の世界に・・・
 なんとなく、またこういう噺も稽古したくなってきたぞ。掛取りとか・・・って、いったいいつやる気なのか(苦笑)
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2 コメント

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浴衣ですか? (にっち)
2008-07-22 00:57:18
白い浴衣姿、涼しそうでいいですね~。。
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ありがとうございます ()
2008-07-22 06:31:01
にっちさん
涼しそうに見えますが、当日は暑くて暑くて・・・(汗)
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