アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ボストン美術館浮世絵名品展

2011-04-17 06:27:37 | つれづれ
小生こう見えて(←どう見えてるんだよ)、意外かも知れないが、時々美術館に出かける。以前の記事でもルイーザとゴッホ展に出かけたことを紹介したが、今回もルイーザと浮世絵を見に出かけてきた。

 ボストン美術館所蔵の浮世絵を大挙して展示というふれこみで、恵比寿にある山種美術館での展覧会である。
 思えば、いつも野菜のフリマで会っていたが、転勤やら大震災やらで久しぶりに会った形だ。小生も正直かなり嬉しかった。


 さて、入るとかなり薄暗い展示場であるが、かなり混雑している。暗いのは節電ではなく、作品の褪色を避けるためのようだ。
 まずは鳥居清長の作品から並んでいる。スラッとした美人画が特徴のようだが、確かに今の基準で見るとルイーザよりももっとスラッとしているのではと思えるくらいだ。

 ルイーザは身長も小生より高く、しかも顔が小さいが、それでもなお負けるくらいのスタイルはさすがにデフォルメであろう。
 見ていくと気づくことがある。題材は遊女か歌舞伎が圧倒的だということだ。何でも当時は、遊女以外の女性の名前を記して作品にすることは禁じられていたという。

 逆に遊女を今の風俗嬢の感覚で見てはいけない。ファッションリーダーであり、また美人画はブロマイドだったわけで・・・つまり、今の感覚で言うとアイドルタレントであり、トップモデルでもあったということになる。
 なんてことをルイーザに説明しながら順路を進む。

 清長に続き、喜多川歌麿のゾーンに入る。喜多川歌麿といえば、欧米では違う意味で有名になってしまったが、美人画でも名高い。
 そんな中、興味深かったのは、江戸でも美人と名の高かった「高しまおひさ」という女性の絵だった。絵に名前を入れられないので、判じ絵で描いてあった(笑)

 それから写楽などもたくさん展示されていたが、落語の知識がかなり役立ち、ルイーザからも改めて感心される嬉しい機会となった。
 すっかり満足して出てきたところ、入場制限が発動されていた。いいタイミングで入れてよかったなあと。といいつつ、今回もルイーザに癒される貴重なひとときとなった。
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