落語の演目に「大山詣り」というのがある。丹沢山系の大山はその美しい山容もあり、古来信仰対象となってきた。標高は1252mというが、途中までケーブルカーで行けば山頂まで1時間半で行けると知り、出掛けてきた。
まずは小田急線の伊勢原まで向かう。この駅にある産能大や東海大など、沿線には大学も多く、朝の下りも実はバカにできないくらい混んでいる。
伊勢原で大山ケーブル駅行のバスを待っていると目の前には大きな鳥居が・・・気分は早くも盛り上がる。ここから約25分で大山ケーブル駅に到着する。
が・・・ここからケーブルカーの駅までなんと徒歩15分という。こちらから参道に沿ってお土産屋さんなどが並ぶ。
ちょうど金比羅山のときを思い出すような・・・だが、途中の表示によればケーブルカーは20分おき。ちょいと速足で行かないと・・・
で、頑張って歩いたところ、早くも喉がカラカラだ。けっこうキツイぞ。幸いケーブルカーにはスムーズに乗れたが、かなりの斜面であることがわかる。
そしてケーブルカーの終点が大山阿夫利神社の下社(トップ写真)だが・・・本殿まではこんな階段が・・・かなりの角度だぞ。なんとなく、御嶽山神社を思い出したが・・・本殿や獅子山を見るとさすがに格式が高いことがよくわかる。
ここでお参りをして、脇にある登山道入り口に向かう。するとここで強烈な急坂の階段が・・・むむ、ここだけでも心が折れそうだ。
そしてここからが本格的な山道だ。本格的な登山をする方にとっては軽い道らしいが、いかんせんメタボオヤジには辛い。
写真のように登山道といえば登山道、がれきの岩の道とみればそんな感じの道が延々と続く。歩きにくさもあるが、かなりの坂道のように見えて、途中で何度も立ち止まりながら進む。
幸いなことに、ところどころに「〇丁目」という標識があり、8丁目という標識を見たときには、もう少しだ・・・と。
ところがこれがたいした勘違い、富士山などの何合目というのとは別で10がゴールではなかったのだ。途中で調べたところ、ゴールは28丁目だった(汗)
さらに延々と小生にとっては苦行が続く・・・登ること90分、おお、本当に1時間半かかったところでこの鳥居が見えたときには、何ともいえない達成感があった。
だが、山頂付近は霧が立ち込めていて、富士山も相模湾も見えず、景色は楽しめなかったことが残念だったが・・・
もうひとつ残念だったことがひとつ、山頂にある大山阿夫利神社の本社が改装工事中で、お参りもできなかったことだ。
当然神主さんもおらず、御朱印は下社にて対応と・・・小生御朱印集めはしていないので実害はなかったが、知らずにここまで登ってきていたら、おいおい・・・と。
とはいえ、山頂まで来たことの爽快感も格別。この日は天気はイマイチだったが、風は涼しく、日差しもなかったので、汗だくの不快感もなかった。
しかしながら、速足には自信があり、90分の道なら60分とは言わなくとも70分くらいで・・・とたかをくくっていた小生だが、本気で90分かかったことに軽くショックを受けたのも事実。あと20キロ体重が落とせたら・・・と。
確かに医者からは20キロ落とせと言われているが・・・なんて本気で考えてしまった。写真は本社ではないが、本社はもっと工事中で完全封鎖だった。
さて、登ったら下りることが必要・・・ということで、下りは別稿にて。
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