新年度を迎え、何かとバタバタな時期をとりあえず過ごした小生であるが、そろそろリフレッシュの必要な状況になり、ご存知日本秘湯を守る会のひとつに出かけてきた。
これまでも日本秘湯を守る会の宿にはいろいろ行っているが、以前とある宿で、別のマニアの人に「あそこはいいよ~」と言われていたのが今日紹介する宿だ。
薬師温泉「旅籠」という、この宿は群馬の奥にある。例によって、携帯の電波も届かぬところかと思いきや、バリ3状態、えっ、ほんとかよ(驚)
まずは駐車場から全体を俯瞰すると、かやぶきの家が立ち並ぶ。おお、なかなか規模の大きな宿だ。今までの秘湯の宿とはちょっと違うかも・・・
立派な門からフロントまでも、ちょっとしたテーマパーク状態で、いろんな展示品がところ狭しと並んでいる。やがてフロントにつくが、うーむ、これはすごく行き届いている。
途中の解説を見ると、かやぶきの家屋は山形や新潟などから移築したものもあり、いずれも民芸品の展示などに有効活用している。
お風呂もきれいだし、のんびりできる。また、浴衣に加えて作務衣までもが置いてあり、気分で着まわしできる。なんとも気が利いている。
料理の素材も厳選されたもので、ヘルシーな仕立てであり、ボリュームはあるが、自然にお腹に入っていく感じだ。囲炉裏で焼いていく食材は本当に美味しい。
聞くと、芸能人のお忍びなども多いという。また、そんな説明のひとつひとつが行き届いている・・・まったくそつがない。
だが、ここは結論から行くと、すべてが見事なまでに気配りに満ちた「温泉テーマパーク」だった。建物も古民家の本物、温泉も本物、だが、快適な近代設備も取り込んでいる。
だから、老若男女すべてが快適に過ごせるし、何の不満もない、むしろ満足である。しかし、ここが「日本秘湯を守る会」なのかと言われると・・・?
正直また何度でも来たいとは思う。思うのだが・・・なんとなく不思議な気分になった、旅籠はそんな宿であった。
今年から半年に1日お休みをとってもいいそうですが、ほんとにもらえるのかどうか。。。
でも、1日もらえたとしても、泊まりは無理か(笑)