フィギュアスケート国別対抗戦が終わった。テレ朝の大騒ぎは別として、いろんな意味で歴史の転換点になりそうな感じがした。
来年の平昌五輪に向けて、宮原が欠場した世界選手権、三枠は難しいと考えたが、その通り二枠とはなったが、三原・樋口にとっては大きな経験となった。
その勢いのまま、二人は国別対抗戦でもいい演技をしてくれたが、もし宮原が出ていたら、三原は出られなかったわけで、その場合樋口があそこまでできたかどうか・・・と。
また浅田真央の引退に続き、村上佳菜子も引退を発表し、大きな歯車がひとつ進んだ感じがした。すでに女子シングルの展望については何度も書いているが、宮原だって鉄板とはいえないのでは・・・と。
間違いなく、マスコミの報道も三原・樋口に注目していくことになりそうだ。一時はポスト浅田は本郷かも・・・とか思ったが、この二人中心になりそうな。
そんな中、注目したのがアイスダンスのペアだ。今の日本では、村元・リード組がトップだ。日本では選手層も厚くないので、このままいけば平昌も安泰だろう。
そんな中、ひいきの今井遥のことが頭に浮かんだ。現在は新潟で活動しているが、昨年の全日本選手権では、なかなか苦戦のシーズンを象徴するような結果に終わった・・・
今井遥についてはご存じない方も多いかと思うが、2015年シーズンまではGPシリーズにも出ていたし、かつては五輪の有力候補だった時代もある。また、アイスショーでは根強い人気もある様子。
国体では鈴木明子にも勝ったこともあるし、最近の若手と違い、フィギュアという名前のとおり、きれいな形を見せてくれるタイプがお気に入りポイントだ。かつての浅田舞に近い立ち位置だろう。
で、素人考えだがふと思ったのが、今井遥をアイスダンスに転向させてはどうかと・・・もちろんペアの問題もあるが、彼女の優雅な演技はアイスダンスにこそ・・・と。
手足が長くのびやかな演技、なにより優雅だ。こちらの動画には、エキシビションでの演技がある。ドーナツスピンからビールマンへ移行する一連の演技はときめいてしまう。この演技を見て「妖精のようだ」と言っているファンがいたくらいだ。
この演技ができる今井遥なら、村元のライバルになりえるのではと・・・そうそうそもそも村元もシングルからの転向組だ。
アイスダンスでの演技にシングルのそれは参考にはならないかも知れないが、シングルでの実績なら今井の方が上だし、きれいな線を出せるのが向いているかと。
といいつつ、今さらに思い出したのだが、2008年には浅田舞はアイスダンスに行っては・・・なんて書いていた。
アイスダンスの優美な世界で今井を見たいと思っているのは小生だけかなあ・・・そうそう、まったく知らなかったが新潟でのDENAの試合の始球式もやっていた。これを見てるとやはり優美だ。
村元選手、本当に笑顔とキャラクターがダンス向きで、素敵♪
日本のテレビ中継は、まるでシングルしか競技がないかのような放送日程。
浅田真央選手がダンスに転向…、なんて想像してみると、しっかり中継時間が確保されるでしょうね。
これからと書きましたが、はたしてその文化が根付くかどうかというのが本音です。もっともっと裾野が広がればと思います。