阿佐ヶ谷で月一で開催される「にもく落語」、一花のツイートに魅かれて来たのがキッカケで、前回八ゑ馬(現風柳)などを聞いてきた。
今回は・・・古今亭志ん松と林家つる子の二人会ということで、いつものように出かけてきた。開始直前急用が入り、最後まで聞かれなくなったので、それと合わせてブランチをということで、駅前の「てんや」に寄る。
さて、それはともかく会場につくと様子が違う・・・
お店を改装したようで、落語の会場は近くの別のところに・・・と案内された。さて開演・・・最初に志ん松が出てきた。志ん橋のお弟子さんだという。
ネタは「長短」だった。初めて聞くが、けっして「上手くやろうとしている」わけではないと思うが、なんとなく元気が足りないような・・・
あくまで個人の感想だが、二ツ目としてはもう少し溌溂としたものが感じられるともっといいかと・・・。
そしてつる子の登場。人気のある二ツ目ということで、期待しながら・・・始めたのは、まず冗長なマクラ。
口調がどことなく・・・と思ったら、やはり正蔵師匠に似ている。それはともかく、このマクラがまとまりがなく、そのくせ圧が強く、どう噺につなぐのかがわからないまま、15分ほど経過。失礼ながら大学の落研で経験の浅い部員がやるマクラみたいな・・・
そして始めたのが、「お菊の皿」だった。
こちらの方は、それなりにまとまってはいたが、冒頭のマクラの印象で、気持ちが切れた小生、楽しめるということはなかった。
噺家の評価は、あくまで人それぞれの好みでいいわけで、レカンのフランス料理より俺はカップヌードルの方が美味しいと思うという人がいてもいいわけだ。
だから、つる子はダメだというつもりはない。あくまで小生の好みに合わなかったというだけのことだ。
たとえて言えば、すごく評判のいい、可愛い子がいると聞いて、口説きに来たが、実際に会ってみて、残念ながら好みのタイプではなかった・・・と。
しばらく彼女には会うことはなさそうだ・・・
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