右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

内視鏡大流行り???

2013-06-17 21:03:24 | 公開講座
先週末、入院中知り合ったえりんぎちゃんと、
通院先の病院主催講演会聴講。

タイトルは
「がんの低侵龍治療」

乳腺外科・婦人科・呼吸器外科の専門医からの
外科的治療の講演。
「低侵龍」とは、私にとっては聞きなれない言葉であったが、
キズが小さく身体の負担が少ないこと。
*機能を損なわない
*痛みが少ない
*歩行・離床が早い
*社会復帰が早くできる
*入院は短期間
*少ない医療費
ということで、お財布にも優しいと・・・
生活の質(QOL)の改善にもつながる。

乳がん治療も、患者とって大きな負担を強いる拡大手術から
縮小手術へと移行している。

乳房温存手術
 ハルステッド手術…早期発見でも根こそぎ大きくとって再発防止→日常生活の不具合
 ↓
 胸筋温存乳房切除術
 ↓
 乳房温存療法、乳房再建手術

センチネルリンパ節生検
 【標準治療】リンパ節転移の有無の確認、リンパ節郭清必要性を見る。
  →切除しないため、リンパ浮腫の予防となる

内視鏡下手術⇒他の部位と比較して、メリットが多くはない

ラジオ波焼灼療法(RFA)
 ⇒高周波のラジオ波を60-80度に熱してがんを死滅させる。
  確認できないため「がんが残る恐れがある」

粒子線(陽子線・重粒子線)治療
 ⇒施設の限定化
  自己負担のため高額な治療費
  乳がんにはこれまで適応無し→臨床試験段階

非切除の可能性  
  術前化学療法により、手術前にがん細胞が消えている(病理学的完全寛解pCR)
  手術をしなければ、確認できない状況。
  →手術をしない方法:今後の検討課題

そして、最後に

目先の低侵龍治療だけを追うことないように、
そして氾濫する情報に惑わされないようにと。

そして、がん補完代替治療のみは危険だと
治療の失敗は、挽回が困難と結んでいた。

民間療法としての、がん補完代替医療については、
ガイドブックがあるそう⇒ここ
興味のある方はどうぞ。
紹介ではなく、利用する際の知識として。

もう二つの講演については、書かないけど
腹腔鏡手術や胸腔鏡手術だったりと
内視鏡を使った手術が紹介され、
手術創を小さく、また、その数を減らす低侵龍手術を
画僧を見せながら、紹介していた。

先週聴講した講演会でも似たような講演内容だったし、
すべての患者さんが受けられるとは限らない手術を
あんまり前面に出してもねぇ

いずれにしても、
技術の進歩や開発が、
患者不在にならないようにと
望むところだな

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