数年前 我家をお宿に
月一回 開いている
読書会の友達が
我家に 床間の有ることを
ご存知で
掛軸を下さいました
必死の大願成就を念じて
清水の舞台から
飛び降りる思いで
購入なさった 高価な御軸とか
お陰様で 願いは叶いましたので
床間も有りませんし・・・
畏れ多くて・・・と
辞退しましたが
是非是非とのことで
頂戴しました
弘法大師様には
1200年もの間 毎日二回
食事を御供えしている由
我家の両界曼荼羅の御軸にも
炊き込みご飯の日や
節目の食べ物 当来物を
御供えしています
いつも 御守りいただき
有難う御座います と
手を合わせながら・・・
尋常小学唱歌
村の鍛冶屋
71歳の私でも
鍛冶屋は
身近な存在では無かったが
昭和60年を以て 小学校の
教科書から 消滅したといふ
第一次産業が機械化され
鍛冶屋の仕事は
成り立たなくなった
国の為
・大鎌おおがま・小鎌こがま
・馬鍬まぐわ・作鍬さくぐわ
・鋤すき・鉈なた・・・等を
平和の打ち物と
これらの道具を打つことを
誇りに 生きて来た
刀は打たねど・・
武器は作らないことも
誇りであった
歌詞を読めば読む程
真の国の為の意味が
謳われている・・
鍛冶屋を知らないからとて
子供達の意識から
鍛冶屋という職業や
職人達の誇り 技
そして この歌を
失くして仕舞うことの
危うさを思ふ