献杯

なんとか密葬がすみました。
彩乃ちゃんパパは、すべてのデータを
自分の頭の中で管理している人だったので
あとに残された家族は寺族といえども
全くのシロウト同然…加えて、地域性もあり、
お寺同士のつながりは皆無に近い。
そんな状況で仕方なく押し出されるように
うちが全部取り仕切ることになってしまった。
なんせほれ、葬式にかけてはプロなもんで。
( お寺はみんなプロだと思ったら大間違いよ )

うちから葬儀の道具類一式運んで
徳応寺方式ですべてやらせてもらった。
結婚式のときのことを思い出した…
一緒ぢゃないかっ、しかもパパの葬式なんて !!

おやぢ導師で、げむち脇導師。
ここでげむちん一世一代の失態。
なんと声が詰まってお経がよめず(T_T)
涙で字もよめず５分くらい固まったまま。
おやぢ一人の声が頼りなく響く。
遺族席一同「げむが泣くの初めて見た」
最後に喪主、裕司くんの挨拶。
これも嗚咽まじりとぎれとぎれ、
また一同「裕司が泣くの初めて見た」
良いおつとめでした。
良い挨拶でした。

さいとーに留守番しててもらったので、
やっとこ帰ってきて精進落としをした。
「パパに献杯」
ものすごく長かった２日間だった。
わざわざ来てくださった方、
本当にありがとうm(__)m