ヒトリゴト

ヒミツのヒトリゴト。まったり読んでください。

失敗と要領

2015-02-10 22:06:39 | 日記
「なんと寒いですね」が挨拶がわりの
毎日、寒いを暑いに変えたらほとんど
一年じゅう使える。
鹿野は積雪25センチだそうで(渋川だけど)
25センチて何、そりゃー新潟の3メートルに
くらべたら可愛いもんだけどさ。
寒い寒いと言いながら業界の会議に続いて
お通夜、今日は葬儀をして精進落としに
続いてロータリーの会議、その間には
ふつーのお仕事も入ってるわけで
アタマが煮えてて大失敗やらかしました。

葬儀の始まりが12時、バタバタと
走り回っていたらエスカワさんが走ってくる。
「お仏飯がきてませんが」
お供えのゴハンをすっかり忘れていたわたくち、
時計を見ると11時40分。
「んぎゃーーー、忘れてたーーーー」
「どうしましょーっ」
黙って無いままやるか、と一瞬考えたけど
「なんとかする」
当然ゴハン炊いてる時間はないわけで、
買い置きの「サトウのご飯」をチンして
無理やり4つ、仏飯器に盛りました^^;
4つ目は足りなくて少し小さくなったけど
なんとか間にあわせ。やれやれ。
だんだん抜けることが多くなってきて
自分でもいやんなる。

葬儀屋がこれまた使えないところ(某典礼)。
喪主が出棺のときに美空ひばりを流して
くださいと言ってきたのでCD を持ってきて
くれたら流しますとお願いした。葬儀の前に
CD をもらいに行くと、
「典礼の人に渡しました」
わけわからんげなネーちゃんが
「さっき坊守さんに渡しました」
誰に渡しましたか ?
おやぢ「あんた坊守さんと思われてないよ」
「はー、いいけど」坊守て言葉を知ってるだけ
えらいわ。
「エスカワさん、どうも坊守と思われてるみたいよ」
「はぁ ? 人を見る目ゼロですね」

出棺のときに霊柩車が来ない。
「すみませんっ、ちょっと遅れてまして」
おばちゃんたち「霊柩車が来ないって
初めてですね」とカゲグチ。
お棺も遺族も寒いのでしばし室内待機。
おやぢ、スタッフを叱る。
「どうなってるの」
「すみません、ちょっと遅れてるみたいで」
「いまどのへん ? 」
「わかりません」
「電話してみーやっっっっ」
「はいっ」

火葬場から出るときに電話してくださいと
遺族にお願いしておいた。
いろいろ準備があるので待たせないため。
そしたらいきなりゾロゾロ帰ってきた。
やんわりと「あのーお電話されてないですよね」と
聞いたら喪主怒る。
「えーっ、火葬場を出るとき、お寺へ電話を
しなくちゃーと言ったら典礼の人が、私が
電話しておきますからいいですよ、て
2回も言ったんですよ !! なんなの」

精進落としがすんで、帰るときにはスタッフが
誰もいないので(ちゅーかお寺には来ない)
遺族は大荷物を運ぶことになる。
「家に帰ってお骨を置く段がありません」
「ふつう葬儀屋さんが持ってきてくれますが」
「今から家に持ってくるんですかね、場所とか
わかるのかしら」
遺族みんな怒りが蓄積されてくるのがわかる。
「もう2度と使わないから ! 」
(どこかで聞いた言葉)
クチコミって一番恐ろしいですよ。

自慢ぢゃないけど、私、失敗をかくすの
とても上手いです。人生要領。
コメント
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