風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

「戦国ミステリー 千利休はなぜ死んだ?」 英雄たちの選択より

2023-10-22 19:10:55 | 茶道 茶の湯

録画している「英雄たちの選択」を見ました。

「戦国ミステリー 千利休はなぜ死んだ? 天下人秀吉との攻防」

今年は、なんと千利休・生誕100年だとか。(ちょっと前のような、もう百年たったのか)

天正19年(1591年)2月28日に切腹。

秀吉から蟄居(ちっきょ)を言い渡され、謝罪を拒んだ結果。

非業の死を遂げることで、千利休は、茶の湯を広めたのかもしれません。

 

毎月の月命日28日に、いまもなお、法要が営まれている。

聚光院の本堂で、表千家、裏千家、武者小路千家が交代で行う。

 非業の死=未完成=利休忌=菅原道真と同じ・・・祀(まつ)られる

常に予定調和をくずす、これが利休の面白さであり、独創的・創造的(クリエイティブ)

新しい発見、探求、永遠に求め続ける精神。

 

「今日は茶があった」とは、今日一日を、深く生きること。

一期一会。。。戦国時代にあっては、明日の命はないかもしれない。という覚悟。

 

今回面白かったのは、

待庵(たいあん)と、黄金の茶室のこと。

今までは、侘茶(わびちゃ)の真髄をあらわす待庵にたいして、

黄金の茶室は、成金趣味のようで、いただけない。

これが一般的な感想。

しかし、地味な土の空間である待庵と

濃厚な赤い光だけの黄金の茶室の空間は、

同じものを感じる、この人すごいなと、美術ライターの橋本麻里さん言われた。

 宇宙への広がりということでしょうか。

 千利休が追求し、表現したかったもの。

 

譲れないもの。核・塊となるもの、壊せないものを、千利休は、持っていた。と磯野道史さんは言う。

天下人秀吉は、新しい官僚体制(石田三成ら若手の)に変えようとして、

それに異を唱える千利休を、従わせることができなくて、切腹を命じたのか。

 

多くの人が、千利休の持っていたその核・塊となるもの

 (シンと呼ばれるもの ・真・新・信・芯・清・伸・進・・・かな?)

それは、人を狂わせる、と言う。

 

武者小路千家の千宗屋(せんのそうおく)さんは、

「みなさんから、叱咤激励、課題をいただき、精進してまいります」とおっしゃった。

茶道を世界にも、もっと広めたいという志が、成就しますように。

 

 ナイト・ダブル・レインボー  (高谷学さんからお借りしました)

  『ナイトレインボー』という写真集を持っているのですが、

  この虹は、まさにナイト・ダブル・レインボーですね。

  この瞬間に立ち会えるしあわせ。

   見せていただきありがとうございます。

   電柱は、その柱・核心・革新・確信・