10月から始まった朝ドラ 「ブギウギ」の主人公、笠置シヅ子さんを
「伊集院光の百年ラジオ」10/8で取り上げていました。
4本の録音が残っていたとか。
戦後、持ち前の明るさ、歌と踊りで、多くの人たちを励ました人。
その歌声と踊る姿は、テレビで過去の映像として何度も見ました。
戦後復興の象徴的な存在だったような気もします。
庶民的な雰囲気で、大阪人(香川県で生まれ、大阪で育つ)らしい
人を喜ばせたいという気持ちにあふれた人でした。
作曲家、服部良一さんとの出会いは、運命的。
「ブギウギ」の主題歌をそのお孫さんの服部隆之が作詞作曲。
1957年ごろ、歌手廃業を宣言。
「自分の一番いい時代(ブギの女王としての全盛期の栄華)を自ら汚す必要は無い」と潔く引退。
引き際を知っていた人でした。
紅白歌合戦に、トリとして、灰田勝彦と笠置シヅ子が出たのが、歌手としては最後になった。
その音源が残っていました。
戦中は、この二人は、軍部から目を付けられて、慰問活動も少なかったとか。
(敵国のジャズ、派手な衣装、化粧など)
歌手をやめてからは、女優やインタビュアーとして活躍した。
黒澤明監督、三島由紀夫さんは、笠置シヅ子さんのファンだったというのも、知りませんでした。
東大総長だった南原繁教授は(香川県出身)、実父の友人で後援会長を引き受けていたとか。
その後、11歳の美空ひばりさんが、活躍するようになったのでした。
第1回の朝ドラ「娘と私」の作者、獅子文六さんのインタビューを、笠置シヅ子さんがしている音源もありました。
自分のことも少し話、相手から聞き出す、ちょっとだけ大阪弁も出て、素敵なインタビュアーでした。
たくさんの人から愛された笠置シヅ子さん。
朝ドラ「ブギウギ」でその生涯を知るのが、楽しみです。
大船フラワーセンターの蓮 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)