伊集院光の百年ラヂオで
作家 永井荷風の声を聞きました。
70歳ころのインタビューでしたが、
思っていたよりも若い声で
明るく、暖かい人のような気がします。
にやにや、ニコニコして話しているような。
作品は、あまり読んだことはないのですが
「断腸亭日乗」「ふらんす物語」「墨東奇譚」
本の書名はよく聞きます。
高級官僚の家に生まれ、
金銭に不自由はなく、
アメリカやフランスへ留学もしている。
若いころ2回結婚したけれど、離婚。
その後は、独身で、遊び、書き、生きた。
戦争中、多くの作家は、生きていくために、
心情に反することを書かねばならない人たちもいた。
軍国主義高揚のため。
しかし荷風は、経済的な心配がないから
自由、孤高、、、を貫き、
自分のしたいことをして、
自分の思うことを書いた。
有名な話ですが、銀座のカフェに入りびたり。
女給さんたちは、作家とは知らず、
面白いおじさん、、、と思っていたようです。
人間・荷風は、今も、多くの人を惹きつけるようです。
『ふらんす物語』表紙絵 (無料画像をお借りしました)
まだまだ、海外渡航は、特別な人たちに限られたころ
荷風は、ふらんすや、あめりかの様子を、
人々に伝えたようです。