Kazucci ブログ

Composer, Bassist 土村和史の活動内容など

ベース(コントラバス)弦を剥いてみました

2012-06-04 00:35:14 | Weblog
ベーシスト以外の人にはあまり興味をもたれる話ではないのですが、最近弦を変えました。
Zyexという化学繊維を芯に使ったやつで、羊の腸をより合わせたものを芯に使った昔ながらのガット弦の代用品ということになってます。
現代のベース弦の芯はおおまかに金属系、化繊系、ガットの3種類に分けられます。芯の周りに金属やナイロン系のものを巻いたりして最終製品になります。(ガットは芯だけの裸ガットっていうのがある。)芯の材質は当然音に関係してくるのですが、外側の巻きを何をどういうふうに巻くかでも音が変わります。なので一概にそれぞれの芯がどういう音になるかは言いにくいのですが金属=輪郭くっきり、ガット=ふくよか、化繊=その中間という傾向があるようです。そして弦の張力は強いほうから金属芯>化繊>ガットという傾向があります。(これも絶対ではない。)
で、Zyexがどういう音かという話をしようと思って書いてるわけじゃないんです。スミマセン。僕は初めて使う弦は端っこをちょっと剥いてみたりします、単なる興味から。今回は携帯写真を撮ってみたのでアップしてみたいと思います。

飛び出している白いものがZyexという新素材の化繊の芯で、その周りを5本くらいの細い金属を渦巻状に巻いて覆っています。下の緑色の部分はシルクといわれてますが本物の絹かどうかは僕は知りません。弦の端っこだけに巻かれています。

ちなみにZyexだけじゃ比較対象がなくて面白くないかなと思って金属芯の弦であるSpirocoreも剥いてみました。でもこれは写りが悪いな。とりあえず金属製の芯の周りをまた細い金属で巻いてさらに外側のシルクは赤ですね。


以前はガット弦を使っていたこともありますが剥いた写真はないので今日はこれまで。ちなみにガットは羊の腸という動物由来の原料なので、使い古したやつを1時間くらい煮てみたことがあるけど(15年以上前だけど)食える感じはしなかったな。友達にこの話をしたら「一晩以上水で戻してそれから、何時間も煮込まないと食える感じにはならないだろ」と言われたことがあります。そうかもしれない。もしやった人がいたら教えてください。いねぇか…
コメント (2)
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