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佐伯洋江 展

2012年02月16日 22時27分07秒 | Art Cafe
Mercedes-Benz Connectionにて 会期は終了しています。



佐伯洋江は、2010年度の「アート・スコープ」プログラムに選出され、アーティスト・イン・レジデンスプログラムにて3ヶ月間ベルリンに滞在したのち、その体験を踏まえ創作に励んだ成果を、2011年9月から12月まで、東京、品川の原美術館にて行われた「アート・スコープ2009-2011 インヴィジブル・メモリーズ」展にて発表しました。本展覧会ではそのなかから、佐伯がメルセデス・ベンツ コネクションに足を運び、この場所のために選定した作品を展示します。 佐伯は大阪府池田市に生まれ、2001年に京都精華大学美術学部デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザイン・コースを卒業しました。2004年、タカ・イシイギャラリーでのグループ展「invisible birds」に参加した後、ニューヨーク、バーゼル、ロンドンなど海外のアート・フェアで大きな注目を集めました。 2006年には、全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などが推薦する、今後の活躍に期待がもてる若手作家へ向けられたVOCA奨励賞を受賞しました。近年は、国内外で数多くの個展・グループ展に精力的 に参加し、その活動の場を広げています。その作品は国内では第一生命保険相互会社、トヨタアートコレクション、原美術館、海外ではニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、UBSアートコレクション(ロンドン)、Deutsche Bankアートコレクション(フランクフルト)などに所蔵されています。
佐伯の作品は、初期から一貫して、白のケント紙に鉛筆やシャープペンシルなどで細かく丹念に描きこまれた有機的なモチーフや無機的な記号のようなもの、そして時には画面の半分以上を占める大きな空白とで構成されています。両者がもたらす緊張と対話、そして線描の繊細さと力強さと自在さは、鑑賞者をその絵画空間へ引き込む力強さを持っています。佐伯は「作品は何を描こうと決めてからではなく、何も考えず空間にはいりこみ、あたかも旅をするかのように描く。少し線が違えば異なる旅、作品となる。」と語ります。言葉に頼るのではなく、描き出された自由自在な線とモチーフ、空間が生み出す彼女の絵画世界の旅をお楽しみ下さい。

以上、TABより引用です。


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