ショコラの季節

バレンタインまであと１ヶ月を切ったわけだけれど、
今年は新作のボンボン・オ・ショコラを２種類作ることになった。

今までのカレー風味とシングルモルト・ウィスキーに代わって
アールグレイとマールドシャンパーニュが登場

全体としては今までと変わらずカオカ社のオーガニックチョコレートを使う予定。。。
オーガニック主義でこのチョコレートを使うのではなく。。味がナチュラルだから。。。
ここのチョコレートはカカオバター分が少ないので素材の味がボケないで
透明感のある味に仕上がるところが気に入っているんだ。　自然な味ね。


これがマール・ド・シャンパーニュ。フランスの農産物展で金賞を受賞しているものだ。

マールとはワインを作るときにブドウのジュースを絞った後の皮の部分を使って
作るブランデーで、その多くは熟成した重みと、独特の深い香りを持っているんだけど。

これは、シャンパン用のブドウを使っているので、タンニンぶんも少なくフルーティーで
若さあふれる！シャンパンのエッセンスのような、本物でありながらわかりやすいお酒だ。

今回はこれを使って丸いトリュフ茸を模した伝統的なショコラに仕上げようと思う
ショコラのトリュフも、キノコのトリュフもシャンパンとは相性がいいし、ショコラと
ブランデーの相性も最高！

ブランデーとショコラが一つに合わさって熟成が進むとどんな味になるのか？
今から楽しみだな～



アールグレイのほうは、大量の紅茶を煮出してつくります。
茶葉の渋みとショコラの苦さとベルガモット・オレンジのほのかな香りを楽しんでもらいたい。

写真のように専用の道具を使いｍｍ単位で適切な厚さのガナッシュ・センター
を作りパリッとしたコーティングとやや硬めに仕上げた、ねっとりとした
ガナッシュとの食感の対比も計算に入れて作るんです。。。