祭りだ 祭りだ 4年ぶりの神田祭だ~
5月11日~本日17日まで、4年ぶりに神田祭が開催されています。
直接見に行かれた方、テレビで華やかで迫力ある神輿の練り歩きをご覧になった方も多いのでは?
神田祭は、京都の「祇園祭」や大阪の「天神祭」と並び、「日本三大祭」と言われている大きなお祭り。
今年は4年ぶりの開催ということもあり、いつも以上に盛り上がってますね。
1週間続く神田祭で一番の見どころといえば、5月14日の「神輿宮入」ではないでしょうか。
氏子108の町会から大小200基の神輿が、威勢よく神田の町を練り歩きながら神田明神を目指す様は圧巻。
担ぎ手はもちろん代々の神田っ子なのですが、なんとわたくし、強力なコネのおかげでお神輿を担がせてもらうことになりました~。わ~い、わ~い!!
↑職場の同僚とわたし。着方がわからなかったけど、見よう見まねでなんとかなりました。
半纏の下は、鯉口シャツ(袖口が鯉の口みたいにすぼまっているから)。
半纏の上にはサコッシュを肩掛けにします。
実はこちらのサコッシュ。気合いを入れて手作りしちゃいました。
神田祭のロゴはアイロンプリントで。
巾着にもなるよ~。
朝9時に町会の神酒所をスタート。いよいよ始まります。
「セイヤ!サ~!」「セイヤ!サ~!」の掛け声と共に、各町会のお神輿200基が神田明神を目指します。ワクワクしてきた~!
建物の屋根から写真撮ってる人もいる~。
私も担ぎたい。担ぎ手の1人が抜けるタイミングを見計らって、さっと入り込むのがコツらしい。
あっ、だれか抜けた。今だ、おりゃ~!
すっと入り込み担ぎ棒を肩に乗せ、みなさんの声かけに合わせて「セイヤ~!サ~!」。
念願のお神輿担ぎの夢が叶ったぞ~。
けれども1分もしないうちにヤバくなってきました。
これはちょっと予想をはるかに上回る肩へのダメージです。
担ぎ棒は四角い木の棒で、太くて硬い(当たり前)。
1歩進むごとに担ぎ棒が上下に揺れて、ガツンガツンと肩を叩いていくのですが、これがものすごい衝撃なんです。
後ろにいたベテランさんから、「棒を肩に付けたまま動かさないと肩が死ぬよ」とアドバイスを受けたのですが、初心者の私にはなかなか難しくガツンガツンが続きます。
10分でギブアーーーップ
ガツンガツンなりながら何時間も練り歩くみなさん、気合いがすごすぎる!
我らの町会から神田明神までは数キロの距離ですが、その間休憩したりお昼を挟んだりして鳥居に着いたのが午後2時。
さあ、ここからがメインイベント。宮入です。
リーダーの拍子木に合わせて一本締めをし、担ぎ手の心を1つにします。
「よぉ、カカカン、カカカン、カカカンカン」。
無事鳥居を通り抜けました。あとは本殿に向かうのみ。
それにしてもものすごい観光客。
「邪魔だ邪魔だ、どけどけぃ~!」と神田っ子から威勢のいいお叱りを受けるのも見物の楽しみの1つなんだとか、笑。
いよいよクライマックス。境内に入ったあたりから、担ぎ手のみなさんの目つきが急に変わり始めました。
鬼気迫る表情とはこういうことか、宮入の成功だけに集中する”男の顔”を見てしまいました~。
かっこよすぎ~。
ご本殿を前に、無事に宮入を果たすことができました。一同礼。
このあと余韻に浸る間もなく、宮出し。
帰りも神輿を同じように担ぎ、来た道を戻ります。
せっかく参加させてもらったので、帰りも何度か担ぎに参加。結果、両肩が完全に死にました
夕方5時過ぎ。神酒所に戻ってきました。
なんとも言えない感動。これが400年以上脈々と受け継がれてきた神田祭なんですね。
よそ者の私が気軽に参加できるような場所じゃなかった。
なのになのに、あたたかく迎え入れてくれた町会のみなさまには感謝しかありません。
このあと銭湯で汗を流して、同僚や町会のみなさまと打ち上げ。
翌朝の私といえば、案の定フルマラソンでも走ってきたかのように体中が痛く、特に両肩はあざだらけ。
なのに、ちゃんと仕事に行った私は偉かった! 私より20歳も若い同僚は休んだというのにね、笑。
最後にオマケのようですが、とってもうれしかったお話。
お神輿を担いだ日は母の日でもありました。
いつもこの日は手紙をくれる息子たち、今年はそれぞれお菓子をプレゼントしてくれました。
嬉しすぎて痛みも吹っ飛んだよ。
ありがとね~
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