キートンの四方山話

大学で産学連携や知財をやっています。海洋・深海や船舶関係が多め。発言はあくまで個人的見解で所属の組織とは関係ありません

北極海からマリアナ海溝まで

2008-03-30 23:41:55 | 船(調査船・練習船・作業船)
「みらい」「かいれい」就航10周年記念イベント、「北極海からマリアナ海溝まで -挑戦し続けた10年-」に行ってきました。みなさん仕事で来ているのに、趣味で来ている私はなんだか申し訳なかったですね。

みらいやかいれいの10大成果や建造の経緯などの話がありました。特にみらいは旧原子力船「むつ」ですので、質疑はその辺の経緯が多かったです。「むつ」といえば私の地元で補修をしていたので、それが「みらい」になって自分の職場の船になっているというのは不思議な縁です。

船マニアとしては、改修や建造の経緯の話は大変興味深く、もっと時間と取って話を聞きたいくらいです。

今回の講演会だけではないですが、この手の会合で質疑をやると、素晴らしい成果を上げているのだから、なぜもっと観測や調査に行ったり、観測ブイをもっと設置しないのか、そうすれば、より精度よく気候変動や温暖化の調査や予測ができるのに、という意見が出てきます。やりたいのはやまやまなんですけど、こういう地道な活動には予算がつきにくいんですよ。

と言っても、成果をきちんとアピールしていないから、予算もつかないし、人々と関心を集めていない、という理由もあるかも。そのあたりは、研究者は勿論、事務方もがんばっていかないと!


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